サムスン「Galaxy Tab S11」シリーズ、バッテリー性能は大幅向上も寿命に課題か

EU新ルールで明らかになった詳細スペック

サムスンの未発表デバイスに関する興味深い情報が、欧州のエネルギー効率表示制度「EPREL(European Product Registry for Energy Labeling)」から判明しました。新ルールにより、製品のエネルギー効率やバッテリー性能、耐久性などを事前に公開する義務が課せられたことで、「Galaxy S25 FE」「Galaxy Tab S10 Lite」、そしてフラッグシップタブレット「Galaxy Tab S11」シリーズの具体的な数値が明らかになっています。

Galaxy S25 FE ― わずかな改善ながら堅実な進化

Sシリーズの廉価版にあたる「Galaxy S25 FE」は、前モデルS24 FEからわずかにバッテリー持続時間が向上。公称では42時間37分と、ほぼ丸二日以上の連続使用が可能です。IP68の防塵・防水性能を維持しており、耐久性の面でも優秀。さらに充電サイクルは2,000回と長寿命で、日常使いに安心感があります。

Galaxy Tab S11シリーズ ― 長時間駆動と引き換えの寿命短縮

プレミアムタブレットのS11およびS11 Ultraは、バッテリー持続時間で大きく進化。S11が約81時間、S11 Ultraは約95時間と、数日にわたって充電なしで利用できるレベルです。
ただし、この長時間駆動を実現する代償として、バッテリー寿命は1,200回の充電サイクルまでと短縮。前世代の2,000回から大きく減少しており、長期使用では交換時期が早まる可能性があります。サムスンは即時的な利便性を優先したと見られますが、購入者にとっては「長時間駆動」と「長寿命」のどちらを重視するかが悩みどころになりそうです。

Galaxy Tab S10 Lite ― バランス型の実力派

エントリー寄りの「Galaxy Tab S10 Lite」は、約88時間の駆動時間と2,000回の充電サイクルを両立。防水防塵性能はIP42と控えめで、水回りではやや注意が必要ですが、バッテリー性能と寿命のバランスは非常に優れています。

年内発表に向けてカウントダウン

リーク情報によれば、「Galaxy S25 FE」は9月に発表予定で、新タブレットシリーズは年末までに登場するとみられます。正式発表が近づくにつれ、さらなる情報が出てくることは間違いありません。今回のバッテリー仕様は、ユーザーの購入判断に大きな影響を与えるポイントになりそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Galaxy
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク