
インド市場でも前モデルと同価格に
Googleが今月発表予定の「Pixel 10」シリーズについて、インド市場向けの価格情報が新たにリークされました。これまでヨーロッパや米国でも「Pixel 9」シリーズから価格が据え置かれるとの噂が出ていましたが、今回の情報でその可能性はさらに高まっています。
情報によると、標準モデル「Pixel 10」(256GBモデル)は79,999ルピーで販売予定。これは2024年8月に発売されたPixel 9(同容量モデル)とまったく同じ価格です。その他のモデルについても、Pixel 10 Proが109,999ルピー、Pixel 10 Pro XLが124,999ルピー、折りたたみモデルのPixel 10 Pro Foldが172,999ルピーと、いずれも前世代と同額になる見込みです。
米国でも価格据え置き濃厚
これらの情報は、米国での予想価格—Pixel 10が799ドル、Pixel 10 Proが999ドル、Pixel 10 Pro XLが1,199ドル、Pixel 10 Pro Foldが1,799ドル—を裏付ける内容となっています。なお、米国版のPixel 10と10 Proは128GBから、XLとFoldは256GBからの展開になると見られます。
標準モデルにもPro級性能
標準モデルのPixel 10は、新型Tensor G5プロセッサを搭載し、デザインは前モデルを踏襲しながらも新色「リモンチェッロ」が追加されるなど、個性も十分。カメラでは新たに10.8MPの望遠レンズが加わり、望遠・広角・超広角の3眼構成に進化します(超広角は48MPから12MPに変更される見込み)。
上位モデルはブラッシュアップ重視
Pixel 10 Proと10 Pro XLは、大幅な仕様変更こそないものの、バッテリー容量の増加や処理性能の向上、新アクセサリー「Pixelsnap」磁気ワイヤレス充電の対応など、細部を磨き上げたアップデートが施されます。
折りたたみ型のPixel 10 Pro Foldは、前モデル同様に高価格帯ながら、Galaxy Z Foldシリーズに対抗するGoogleの2作目として注目度は高い一方、発売が10月にずれ込む可能性も噂されています。もっとも、信頼性の高い情報筋によれば、Pixel 10シリーズは8月21日から予約受付が開始される見込みです(発表イベントはその前日の8月20日)。
高騰傾向が続くスマートフォン市場で、Googleが価格を据え置く姿勢は、多くのユーザーにとって朗報といえるでしょう。