米ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、Appleが次期iPhone 17シリーズで価格を引き上げることを検討していることが明らかになりました。現時点ではまだ正式に決定されたわけではありませんが、今回の動きは米中間の関税問題とは直接関係していないとされています。
関税問題とは無関係の値上げか
ワシントンと北京の間では、相互関税措置の90日間の一時停止が合意されています。しかし、依然として中国から米国に輸入される製品には合計30%の関税が課せられており、こうした状況にもかかわらず、AppleはiPhone 17シリーズの価格改定を関税問題に結びつける考えはないようです。
デザイン刷新と新機能が価格上昇の理由に
報道によれば、AppleはiPhone 17シリーズにおける大幅なデザイン変更と新機能を、価格引き上げの理由に据える見込みです。特に注目されているのは、超薄型・軽量モデルとされる「iPhone 17 Air」の登場です。また、Proモデルではカメラユニットの刷新、アルミフレームの採用、リバースワイヤレス充電機能の追加などが予定されています。
生産拠点のインド移行も進展
Appleは米国市場向けのiPhone供給体制にも変化を加えつつあります。すでに、米国内で販売される新型iPhoneのすべてがインド製になる計画が進められており、主要サプライヤーであるFoxconnは、今年インドでのiPhone生産台数を3,000万台規模に倍増させる見込みです。
今後の正式発表に注目
デザインの大幅な刷新と新機能の追加により、次期iPhoneはこれまで以上に注目を集めそうですが、価格の上昇が消費者にどう受け止められるかは未知数です。Appleからの正式なアナウンスが待たれます。