
総務省公示で明らかに、Wi-Fi専用モデルが中心に展開
総務省は、電気通信事業法に基づく技術基準適合認定を受けた端末機器リストを更新しました。これにより、中国のシャオミと韓国のサムスン電子が、それぞれ日本市場に向けて新型タブレットを準備していることが確認されました。
シャオミ製の「25040RP0AG」は、2025年3月25日付でオランダのKiwa Nederlandを通じて設計認証を取得。認証番号はP250037201となっています。この型番は未発表端末でしたが、アラブ首長国連邦(UAE)の認証情報から「Redmi Pad 2」として展開されることが判明しています。

一方、サムスン電子製の「SM-X350」も2025年3月14日付でTACを通じて設計認証を取得し、認証番号はP250041020。こちらは、すでにグローバル市場で発表済みの「Samsung Galaxy Tab Active5 Pro」の一つのバリエーションであることがわかっています。

両モデルとも、アメリカの認証機関情報から携帯通信網には非対応であることが確認されており、日本ではWi-Fi専用モデルとして販売される予定です。
Redmi Pad 2とは
Redmi Pad 2については、現時点で正式なスペック情報は公表されていません。ただ、これまでの認証情報やシリーズ傾向から、手頃な価格帯で提供されるミッドレンジモデルになると予想されています。
携帯通信機能を省き、動画視聴や読書、家庭内での利用に特化した設計となる可能性が高いでしょう。
Galaxy Tab Active5 Proの特徴

サムスンのGalaxy Tab Active5 Proは、過酷な環境下での使用を想定した耐久性重視のタブレットです。防水防塵性能(IP68)を備えるほか、アメリカ国防総省のMIL-STD-810H規格に準拠し、耐衝撃性にも優れています。さらに、スタイラスペンも標準装備されています。
画面は10.1インチ、解像度は1920×1200ピクセルで、120Hzの高リフレッシュレートに対応。耐久性を高めるため、Corning Gorilla Glass Victus+で保護されています。
搭載チップセットは、Qualcomm製の「Snapdragon 7s Gen 3」(4nmプロセス)で、オクタコアCPUとAdreno 710 GPUを採用。これにより、ビジネス用途やマルチタスクでも十分な性能を発揮します。
ストレージは128GBモデルと256GBモデルが用意され、いずれもmicroSDカードで拡張が可能。メモリは6GBまたは8GBを搭載します。
バッテリーは大容量の10,100mAhで、取り外しも可能。USB Type-C 3.2ポートを備え、アクセサリー接続用ピンも装備しています。
なお、セルラーモデルも存在しますが、日本で展開されるのはWi-Fi専用モデルとみられます。
日本市場での展開に期待
コストパフォーマンスを重視するRedmi Pad 2と、堅牢性・実用性を兼ね備えたGalaxy Tab Active5 Pro──。両モデルは、それぞれ異なるニーズに応える製品として、日本市場に投入される見込みです。
発売時期や価格に関する正式発表はまだありませんが、注目を集めることは間違いなさそうです。