Nothingのサブブランド「CMF」から登場予定の新型スマートフォン「CMF Phone (2) Pro」が、ティーザー動画を通じてその全容の一端を明かしました。SNS上に投稿された短い映像ながら、背面パネルのデザインやカラーリングなど、これまでにない“本気度”が垣間見える内容となっています。

背面に大胆なツートーンデザイン、ブランドカラーのオレンジも健在
今回のティーザーでは、「Playful and powerful(遊び心と力強さ)」というキャッチコピーとともに、背面パネルの全貌が初公開されました。これまでのティーザーですでに刷新されたカメラモジュールが話題となっていましたが、今回はさらに、ツートーン仕上げの2つのカラーバリエーションが明らかに。
ひとつは、CMFらしい印象的なビビッドオレンジ。もうひとつはホワイトとグレーを組み合わせた配色で、まるで初代Pixelを思い起こさせるような落ち着いた雰囲気が特徴です。
「Pro」の名にふさわしい進化が期待される第2世代モデル
この「Phone (2) Pro」は、CMFとしては初となる「Pro」モデル。従来のエントリーモデルに比べ、パフォーマンスや機能性、使い勝手の向上が見込まれています。
前モデル「CMF Phone (1)」(2023年発売)は、交換可能な背面パネルやアクセサリー装着用のネジ機構など、ユニークな設計で話題となりました。ネジはダイヤルのように見えますが、実際は背面カバーを取り外したり、スタンドやストラップを取り付けたりするための実用パーツでした。
ただし、MediaTek製Dimensity 7300 5Gチップを搭載していたPhone (1)は、日常的な利用には問題ないものの、負荷のかかるタスクでは動作がもたつく場面も見られました。また、カメラ性能についても、明るい環境でなければ満足できる結果を得るのが難しいなど、課題が残る内容でした。
Dimensity 7300 Pro搭載で性能向上に期待
Phone (2) Proには、その改良版となる「Dimensity 7300 Pro」の搭載が予定されており、パフォーマンスと電力効率の面で大きな進化が期待されています。これにより、普段使いでの動作の滑らかさが向上し、カメラ性能も含めて全体的な完成度が高まる可能性があります。
CMFは、Nothingが展開するサイドブランドで、「手頃な価格でも遊び心を忘れないデザイン家電」をテーマに展開されています。本家のNothing Phoneシリーズが透明感のある高級志向のデザインで人気を集める中、CMFは逆に“コスパと個性”で勝負する路線をとっており、新興市場や若年層を中心に一定の支持を得ています。