Samsung、Android 15ベースの「One UI 7」配信が長期化か 最新スケジュールが判明

Android 16の正式リリースが迫る中、SamsungはようやくAndroid 15ベースの「One UI 7」の配信を本格化させる見通しです。ただし、そのスケジュールは想定よりも長引く可能性が高く、ユーザーの間では複雑な反応が広がっています。


一部機種はすでに4月から配信開始、ただし対象は限定的

Samsungのコミュニティアプリ「Samsung Members」に掲載された最新情報によると、「Galaxy S24」シリーズや「Galaxy Z Fold6」「Z Flip6」など、最新フラッグシップモデルへの配信は2025年4月中に開始される予定です。

しかし、それ以外の機種については、順次5月以降に配信される段階的な展開となる見込みです。


旧型フラッグシップ勢は5月以降に PixelはすでにAndroid 16へ?

2025年5月からは、「Galaxy S23」シリーズ、「S22」シリーズ、そしてZ Fold5やFlip5、さらに一部のGalaxy TabシリーズにもOne UI 7が提供されると見られています。これには、「Galaxy S21」や「Galaxy S21 FE」など、旧型の人気モデルも含まれています。

興味深いのは、ちょうどこの時期にGoogleが「Android 16」の安定版をPixelシリーズへ配信予定である点です。すでにAndroid 16のBeta 4がリリース間近とされており、GalaxyユーザーがAndroid 15を受け取る頃、Pixelユーザーは一足早く次のOSに進んでいる可能性があります。


ミドル〜エントリーモデルは6月以降にずれ込みか

Samsungのスケジュールによると、AシリーズやMシリーズなどの中価格帯および低価格帯モデルは2025年6月以降に順次アップデート対象となるようです。

該当するモデルには、以下のような人気端末が含まれています:

  • Galaxy A35 / A55 / A25 / A15 5G
  • Galaxy M35 / M55 / M15 / M14 5G
  • Galaxy F16 / F55 / F15 / F05
  • Galaxy A05s / A06
  • Galaxy Tab A9 / A9 Plus
  • Galaxy XCover 7 など

このタイミングでは、他のAndroidメーカー——たとえばOPPOやOnePlusなどがすでにAndroid 16の配信を本格化させていると考えられ、Samsungの対応が一歩遅れている印象は拭えません。


「Now Brief」などの新機能はOne UI 8に持ち越し?

また、One UI 7へのアップデートに関しては一部制限も見られます。たとえば、注目の新機能「Now Brief」は、旧モデルでは利用できないように設定されており、これはOne UI 8(実質的にはOne UI 7.1とされるビルド)での提供が予定されているとリークされています。

つまり、たとえOne UI 7をインストールしても、すべての新機能を享受できるわけではないという点には注意が必要です。


情報公開の遅さに不満も 今後の透明性向上に期待

今回のスケジュール情報も、公式の発表ではなく、RedditユーザーがSamsung Membersアプリ内の通知を発見したことで明らかになったものです。Samsungはアップデート状況に関する説明をあまり行っておらず、ユーザーは断片的な情報に頼らざるを得ない状態が続いています。

本来であれば、こうした情報はメーカー自身が責任を持って発信すべきものです。特にアップデートを心待ちにしているユーザーに対しては、透明性ある対応が求められます。

Android 16が視野に入る中でのAndroid 15配信という複雑な状況ではありますが、One UI 7に期待しているユーザーも少なくないだけに、Samsungの今後の動きには引き続き注目が集まりそうです。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
Android 15Galaxy
スポンサーリンク
Sumahodigestをフォローする
スポンサーリンク