
Googleの新型スマートフォン 「Pixel 9a」 がまもなく登場します。海外では発売日が 4月10日前後 に確定しましたが、日本での正式なリリース日はまだ発表されていません。
そんな中、ベンチマークデータから Pixel 9aの性能に関する興味深い結果 が明らかになりました。特にCPU性能については、前モデル Pixel 8a からの進化がほとんど見られないという残念な事実が浮き彫りになっています。
CPU性能の進化はほぼなし
Pixel 9aは、新型の Tensor G4チップ を搭載していますが、その CPUベンチマークスコアはPixel 8a(Tensor G3)とほとんど変わらない という結果が出ています。

Geekbench CPUベンチマーク比較
Pixel 9a (Tensor G4) | Pixel 8a (Tensor G3) | |
---|---|---|
シングルコア平均 | 1664 | 1583 |
シングルコア標準偏差 | 62 | 130 |
マルチコア平均 | 4042 | 3910 |
マルチコア標準偏差 | 387 | 496 |
スコアを比較すると、Pixel 9aはPixel 8aよりもわずかに高いものの、 その差はわずか数% しかなく、1世代分の進化としては非常に控えめなものになっています。
GPU性能はまずまずの向上
一方、GPUに関しては 10%以上の性能向上 が見られるようです。具体的なスコアはまだ十分に比較されていませんが、グラフィック性能の向上により ゲームや映像処理のパフォーマンスが改善 される可能性があります。

Pixel 9aの特徴 ― 進化はGPUに集中か?
今回のベンチマーク結果から、Pixel 9aは CPU性能に大きな期待はできない ものの、GPU性能に関しては 一定の進化 が確認できます。
PixelシリーズはAI処理やカメラ性能に強みがあり、今回もGoogle独自のソフトウェア最適化が施されることが予想されます。しかし、純粋なハードウェア性能だけを見ると、Pixel 8aからの 体感できるほどの大幅な進化はなさそう です。
日本での発売日や価格の発表が待たれますが、性能面での進化が限定的であることを考えると、購入の決め手は 価格やカメラ機能、バッテリー持ちなどのトータルバランス になりそうです。