
Qualcommが開発中とされる新しいSoC(システム・オン・チップ)の名称が、「Snapdragon 8s Elite」ではなく「Snapdragon 8s Gen 4」になる可能性が浮上しています。これにより、既に複雑なSnapdragonシリーズのネーミングがさらに分かりにくくなるかもしれません。
Snapdragon 8s Gen 4のスペック

Digital Chat Station氏からの最新リーク情報によると、「Snapdragon 8s Gen 4」はTSMCの4nmプロセスで製造され、以下のような構成を持つとされています。
- CPUコア構成
- Cortex-X4(3.21GHz)×1
- Cortex-A720(3.01GHz)×3
- Cortex-A720(2.8GHz)×2
- Cortex-A720(2.02GHz)×2
- GPU
- Adreno 825(Snapdragon 8 EliteのAdreno 830と類似、コアサイズ縮小版)
- ISP(画像処理プロセッサ)
- Snapdragon 8 Eliteと同じものを搭載
Snapdragon 8s Eliteではなくなった理由
このSoCが「Snapdragon 8s Elite」と名付けられなかった理由として、Qualcomm独自のOryon CPUアーキテクチャを採用していないことが挙げられています。これにより、「Elite」の名称が使われず、新たに「Snapdragon 8s Gen 4」として登場する可能性が高まっています。
Qualcommのネーミング混乱は続く?
「Snapdragon 8s Gen 4」という名称の登場により、Snapdragonシリーズの命名規則がさらに混乱する可能性があります。特に、「8s Gen 4」が存在するにもかかわらず、「8 Gen 4」というナンバリングが今のところ存在しない点が気になります。今後のQualcommのネーミング戦略には、さらなる注目が集まりそうです。
発表は4月頃か?
この新SoCを搭載したスマートフォンは、早ければ2025年4月にも発表されると予測されています。詳細な仕様やパフォーマンスについては、今後の発表を待つ必要がありますが、Snapdragon 8s Gen 4がどのような位置づけのチップとなるのか、今後の展開が注目されます。