XiaomiのサブブランドPOCOから新モデル「POCO X7 Pro」が国内で2月12日に発売されます。このモデルは最新のミドルハイ向けチップセット「Dimensity 8400-Ultra」を搭載しており、価格次第では「フラッグシップキラー」や「2025年最強コスパモデル」との評価も期待されています。
とはいえ、このDimensity 8400-Ultraはまだ採用機種が少なく、その実力は未知数な部分も多いのが現状です。そこで今回は、ベンチマークスコアをもとにPOCO X7 Proの実力を他のモデルと比較してみましょう。
POCO X7 Proのベンチマークスコアを検証
まずはPOCO X7 ProのGeekbench 6スコアを見てみましょう。
- シングルコア:1500ポイント台前半
- マルチコア:6000ポイント前後
一方、以下は同じGeekbench 6でのXperiaシリーズのスコアです。
- Xperia 1 V(Snapdragon 8 Gen 2搭載)
- シングルコア:2000前後
- マルチコア:5300前後
- Xperia 1 VI(Snapdragon 8 Gen 3搭載)
- シングルコア:2100前後
- マルチコア:64000前後
POCO X7 Proの位置づけは?
こうして比較すると、POCO X7 ProはSnapdragon 8 Gen 2と8 Gen 3の中間的な性能と言えそうです。2025年時点では最上位チップではありませんが、昨年や一昨年のフラッグシップに匹敵するスペックを備えていると判断できます。
国内モデルはおサイフケータイ対応する?
国内ユーザーが気になるのは「おサイフケータイ(Felica)」への対応です。過去のPOCOシリーズでも対応モデルは少なく、このPOCO X7 Proについても現時点で「Felica対応」を示す型番(末尾R「2412DPC0AR」)は確認されていません。グローバル版の型番は「2412DPC0AG」で、Felica非対応が濃厚と見られます。
もしFelicaが必須という方は、発表後の詳細情報を待つか、対応が確実な別モデルを検討した方が良いでしょう。
まとめ:POCO X7 Proの魅力は「バランスの良さ」
POCO X7 Proは、最新チップセットDimensity 8400-Ultraを搭載しながら、価格次第でフラッグシップ級のパフォーマンスを手に入れられる点が魅力です。おサイフケータイには対応しない可能性があるものの、コスパ重視のユーザーにとっては大きな選択肢となりそうです。
発売日が近づく中で、続報にも注目していきたいですね。