
Xiaomiが、グローバル市場向けスマートフォンに対して、Android 16をベースとした新OS「HyperOS 2.3」の安定版の提供を開始した模様です。最初にアップデートを受け取ったのはXiaomi 15で、続いて14T Proにも配信が始まったことが確認されています。
最初にアップデートを受けたのはXiaomi 15と14T Pro

Xiaomi関連の情報を多く扱う「XiaomiTime」によると、Xiaomi 15には「OS2.0.217.0.WOCMIXM」、14T Proには「OS2.0.214.0.WNNMIXM」というバージョンのHyperOS 2.3が配信されているとのことです。現在のところ、グローバルモデルでAndroid 16を受け取っているのはこの2機種のみですが、今後対象機種は順次拡大される見込みです。
PocoやRedmiなど、他モデルも順次配信予定
すでにXiaomiは、HyperOS 2.3のベータテストを実施しているモデルとして、以下の機種を挙げています。
- Poco F7 シリーズ
- Poco X7 Pro
- Xiaomi Mix Flip
- Xiaomi Pad 7 Pro
- Redmi K70 シリーズ
これらの機種には今後数週間以内に正式な安定版アップデートが提供されると見られています。
HyperOS 2.3の主な改善点
HyperOS 2.3はAndroid 16をベースにしており、以下のようなシステムレベルの改善が含まれています。
- 最新のセキュリティパッチの適用
- パフォーマンスの最適化とメモリ管理の向上
- システムアニメーションの刷新(UI全体の大幅な変更はなし)
- プライバシー管理の強化
- マルウェア保護機能の拡充
すでに対象となっているXiaomiのグローバルモデルを所有している場合は、端末の「設定」からソフトウェアアップデートを確認することで、OTA形式でのアップデートが可能です。ただし、段階的な配信のため、地域によっては届くまでに時間がかかることもあります。
Xiaomiはここ数年、独自OSであるHyperOSを通じてソフトウェア面の差別化を進めていますが、今回のAndroid 16対応アップデートも、その流れをさらに加速させる動きとして注目されています。今後の対応機種の拡大や新機能の追加にも期待が高まります。