ソニーが先日公開した同グループの2023年度決算発表。
この中の資料から、Xperiaスマートフォンなどを含む「モバイルコミュニケーション」部門の売り上げが過去最低となったことが明らかになりました。
今回の発表によると、2023年度(2024年3月31日までの1年間)のモバイル部門の売上高は約3000億円。
前年比では約16%、570億円近い売上減となりました。
同社のモバイル部門の売り上げは2019~2022年までは比較横ばいだったもの、2023年で大きく売り上げを落としたという形に。
また、今回のモバイル部門の売上高は確認できる限りでは「過去最低」ということになります。
少し前に、2023年の国内におけるXperiaスマートフォンの売り上げ台数は前年比で40%減、という件についてお伝えしました。
今回の決算にはスマートフォン以外の売上(ほとんどないと思います)や海外での売り上げも含まれているので、一概には言えません。
が、それでも国内売上台数が40%も落ち込んだのにもかかわらず、全体の売上高は16%程度の減少にとどまっている、というのは少し意外でもあります。
となると、Xperiaの売上は海外では比較的「持ちこたえている」、あるいは相対的にはハイエンドモデルは比較的好調、ミッドレンジモデルが比較的不調だった、という事になりそうです。
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