ソニーのXperiaスマートフォン。
昨年の国内市場では、Xperia 1 Vの売上はここ最近のフラッグシップでは比較的好調だったと言われていますが、チップセット据え置きで価格アップをしたXperia 10 VIはかなりの不調。
また、ディスプレイ劣化の噂や、望遠カメラ廃止などで「カジュアル路線」に転化したと言われているXperia 5 Vも前世代モデルと比べると不人気だったという印象です。
そんなXperiaの国内市場における売上状況について珍しいソースから興味深い情報がでてきました。
「Pixelの登場によってXperiaが追い詰められている」?
Bloombergが「Pixelの登場によってXperiaが追い詰められている」といった記事を掲載していたもので、興味深いのは記事内にあるXperiaスマートフォンの売り上げ状況に関する数値。
要点としては:
- 2023年の国内でのXperiaスマートフォンの売り上げ台数は前年比40%減
- 2023年のXperiaの売り上げ台数は約100万台、国内全体の売上は3000万台
ソニーはここ数年、決算発表の中でも具体的なスマートフォンの売り上げ台数などは公開していないので、今回の情報はある意味貴重。
それにしても、2023年のわずか1年で一気に40%も売り上げ台数が減少、というのはやはりXpeira 10 IVや5 IVの不調が背景にあるとしか思えません。
また、国内シェアでもトップ5から陥落したXperiaですが、全体売上3000万台の中、Xperiaの売上は100万台ということは、シェアは3%まで低下しているという事になります。
一方、2021年と2022年に関しては2年連続で売り上げ台数が増加していた、というのも少し意外です。
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