本日正式発表されたシャープの最新主力ミッドレンジモデル、AQUOS sense8。
一方、過去数世代にわたってAQUOS senseシリーズのライバルとして国内ミッドレンジ市場でシェアを争っているのがXperia 10シリーズで、今年は夏ごろにXperia 10 Vがリリースされています。
一方、今年はAQUOS sense8もXperia 10 Vも前モデルから価格はアップ。
というわけで、今回はドコモ版のこれら2モデルの前モデルからの価格変化とスペック変化に注目して比較してみたいと思います。
AQUOS sense8の価格は15%、Xperia 10 Vは24%アップ
AQUOS sense8で価格が判明しているのは今のところドコモ版のみですが、端末一括価格は62,150円と前モデルの54,230円からは約15%アップ。
ただ、Xperia 10 Vも前モデルから大幅な値上げがされており、価格は64,152円→79,860円、約24%も引き上げられています。
一方、スペック面に進化に焦点を当てると、AQUOS sense8はチップセットがSD695→SD6Gen1へと順当進化しています。
一方のXperia 10 Vのチップセットは前モデルから据え置きのSD695。
先にお伝えしたように、SD695とSD6Gen1では少なくとも2~3割のベンチマーク性能の差があります。
また、AQUOS sense8はsenseシリーズとしては初の90Hz駆動のIGZO有機ELディスプレイを採用していますが、Xperia 10 Vのディスプレイは以前から変わらずの60Hz駆動のまま。
バッテリー容量もAQUOS sense8は前モデルから増量で、Xperia 10 Vと同じ5000mAhバッテリーを搭載しました。
もちろん、Xperia 10 Vにもメインカメラセンサーの一新や軽量化といった進化点がないわけではありませんが、全体的なスペックの進化という点ではAQUOS sesne8に見劣りするといった感じです。
つまり、Xperia 10 Vはスペック進化という点でAQUOS sense8に劣っているにも拘らず、前モデルからの価格上昇幅はsense8よりも大きい、ということに。
そう考えると、「ブランド名」は置いておくとして、実質的な価値としてXperia 10 Vを買うメリットというのはほとんどないように思えます。
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