国内でもすっかり高コスパのスマホブランドとして定着したXiaomi、Redmiのスマートフォン。
今年もおそらく、Redmi Note 12シリーズなどのミッドレンジモデルを国内展開することが期待されています。
しかし今回、シャオミが展開している複数の機種において「GPLライセンスに抵触している」可能性が浮上しました。
xiaomiuiによると、現在、Xiaomi 12TシリーズやRedmi Note 11シリーズといったリリースからかなり時間が経過している複数のモデルでカーネルリソースが未公開の状態となっており、これはGPLライセンスの公開義務に違反した状態になっている、とのこと。
GPLライセンス (GPL License、GNU General Public License)とは、オープンソースソフトウェアを開発・配布する際に用いられる代表的なオープンソースライセンスのひとつで、利用許諾のための条件などを定めているもので、Androidスマートフォンのメーカーは重要な条件の一つ、ソースコードを公開するという条件を遵守することが義務付けられています。
しかし、今回の情報によると、少なくとも以下のモデルのカーネルソースはいまだに非公開:
カーネルソース未発売モデル:
Redmi Note 11
Redmi Note 11 Pro 5G
Xiaomi 12T
Xiaomi 12T Pro
Redmi Note 12 4G
Redmi Note 12 5G
Redmi Note 12Pro 4G
Redmi Note 12S
Redmi K60 / POCO F5 Pro
Redmi K60E
Xiaomi 12 Pro Dimensity Edition
太字は国内でも展開されているモデルです。
要はGPLライセンスを受けたソフトウェア、おそらくこの場合はAndroid OSを使う場合はリリース後すみやかにソースコードを一般公開する義務がある、ということ。
ちなみに、マイナーなメーカーではこのGPLを守っていないメーカーも複数あるようですが、少なくともサムスンなどの大手メーカーはちゃんとこのポリシーに従っているとのこと。
そういった意味で、スマホシェアで世界第3位となった同社がこのルールを守っていない、というのはかなり問題なようにも思えます。
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