Googleの最新Pixelスマホ、Pixel 5a 5G。
少なくとも米国と日本でリリースされることはGoogleが予告しており、国内でもそこそこの注目度といった感じ。
このPixel 5a 5G、機種名、そして過去2年のパターンからしてPixel 5の廉価版という位置づけになることは言うまでもありません。
しかし今回、このPixel 5a 5Gの一部スペックが新たに明らかになり、性能においてはPixel 5を上回り、事実上の「上位モデル」になる可能性すら出てきました。
Snapdragon 750 vs Snapdragon 765G
インドメディア、Trak.inが伝えたところによると、このPixel 5a 5Gに搭載されるチップはSnapdragon 750になる、とのこと。
Pixel 5a 5Gについては外観もPixel 4a 5Gソックリで、以前よりチップもPixel 4a 5GやPixel 5と同じSnapdragon 765Gが搭載されると言われていました。
そのため、どのような差別化がされるのかが注目されていましたが、異なるチップということならば納得が行きます。
一方、このSD750は8nmプロセスなのに対し、Pixel 5のSnapdragon 765Gは7nmプロセスですが、前者は2020年9月に、後者は2019年12月に発表されたチップで、約1世代の差があります。
そして気になる両者の性能ですが、notebookcheckのデータベース上の情報でGeekbenchスコアを比べると:
SD750 | SD765G | |
Geekbench シングルコア | 649 | 603 |
Geekbench マルチコア | 1929 | 1781 |
ご覧のように、シングルコアでもマルチコアでもSD750の方が高スコアとなっており、少なくとも同ベンチマークを参考にする限り、Pixel 5aの性能はPixel 5よりも上、ということに。
もちろん、これはSD765Gの7nm製造プロセスによる省電力性能などは勘案されていませんが、それでもレギュラーモデルと廉価版モデルで処理性能が逆転、100歩譲っても同程度というのはかなり意外です。
Pixel 5aはストレージ規格もアップグレード
また、今回の情報によるとこのPixel 5a 5Gに搭載のストレージ規格はUFS 3.1とのこと。
Pixel 5のストレージは1世代古いUFS 2.1なので、この点についてはCPUよりもはるかに明らかに確実な「アップグレード」ということになります。
でも価格はPixel 5から大幅ダウン、Pixel 4aから据え置き?
さらに興味深いのが、このPixel 5a 5Gの米国価格は$349前後と、前モデルのPixel 4aと同価格帯になる、という点。
Pixel 5のリリース時の米国価格が$699だったことからすると、このPixel 5aはPixel 5と同等、もしくはそれ以上の性能ながら価格は半分程度、ということに。
これについては個人的にはちょっと信じられない部分もありますが、どうなんでしょうか。
コメント