ソニーモバイルの注目新型フラッグシップ、Xperia 1 V。
これまでの情報から総合的に判断すると、デザイン面でもスペック面でも比較的地味な進化になる可能性が高そう。
一方で、チップセットが発熱問題が指摘されていたSnapdragon 8 Gen1から今のところ非常に評判の良い8 Gen2に変わるだけでも「十分な進化」といった声もチラホラ見られます。
そんな中、このXperia 1 Vに搭載される「スナドラ8Gen2」に関して少し気になる情報が見つかりました。
今回の情報によると、新型Xperia(Xperia 1 V)に搭載されるSnapdragon 8 Gen2はクロックスピードはノーマル版と同じであるものの、画像処理という点では少し「特別」、とのこと。
当サイトのリーダーさんがWeibo上で見つけた情報として送ってくれたもので、このソースの信頼性については未知数です。
サムスンのGalaxy S23シリーズのSD8Gen2、「For Galaxy」はオーバークロック版であることはご存知の方も多いと思います。
一方、このXperia 1 V向けの同チップセットは各コアのクロックスピードは特にレギュラー版と変わらないとのことで、確かに、先に発見されたXperia 1 Vのものと思われるベンチマークスコアを見る限り、少なくともクロックスピードにおいて同モデルに搭載のSD8Gen2が他の通常版と違う点はみつかりません。
となると、クロックスピード以外、画像処理プロセスにおいて何らかの「Xperia向け仕様」にカスタマイズされている、という意味だと思われますが、具体的にどういった違いなのかは不明。
ただ、ソニーとクアルコムがSnapdragn 8 Gen2の開発において共同ラボを開設し、ソニーのイメージセンサーが最適化を行った、というのは同チップの発表の場でも明らかにされています。
また、その「最適化」されたイメージセンサーに搭載される新機能は各フレームに4種類の露出を組み合わせ、HDRの効果を高める「QDOL4(Quad Digital OverLap 4、キュードルフォー)」というもので、同社の「IMX 800」と「IMX 989」がそのQDOL 4に対応すると報じられています。
ひょっとするとこの辺りが今回の「Xperia向け」SD8Gen2と関連があるのかもしれませんね。
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