ソニーモバイルの2023年新型Xperia「Xperia 1 V」。
先日リークされた外観画像から判断するに、カメラ周りのセンサーが一部削られる可能性が濃厚となっており、コストカットのためか、Xperia 1 IVからスペックが一部ダウングレードされるといった噂も(あくまで噂です)。
しかし今回、このXperia 1 Vが他のライバル機種にはない進化点がある可能性が浮上しました。
Xperia 1 Vは事実上の世界初LE Audio対応機種に?
Esato上のリーカーが伝えたもの:
これによると、まず、Xperia 1 VおよびXperia 5 VはLE Audioに対応した唯一の機種になる、とのこと。
LE Audioは、Bluetoothの次世代音声規格で「LE」は「Low Energy」(低消費電力)の略。
「LC3」(低複雑性コミュニケーションコーデック)のという高品質・低消費電力の新しいオーディオコーデックを採用し、低データレート・低電力でも高いオーディオ品質を実現できると言われています。
また、Bluetooth SIGの公式情報によると、同じビットレートでも消費電力量は最大で半分になるとか。
一方、この新規格は数年前からその存在自体は知られていましたが、昨年ようやく規格制定作業が完了したと報じられており、最新のSD8Gen2搭載機を含め、まだこのBluetooth LEに対応したスマートフォンは存在しません。
つまり、今回の情報が事実であれば、Xperia 1 Vは世界初のLE Audio対応機種、ということに。
もちろん、今年後半にLE Audio対応の機種が出てくるという可能性は十分ありますが、少なくとも前半戦ではXperia 1 Vのみがこの新規格に対応した唯一のSnapdragon 8 Gen2搭載機、ということになりそう。
また、これがLE Audioの対応によるものなのかは明言されていませんが、Xperia 1 VではBluetoothのレンジが1.5倍になるとも。
なお、LE audioはOSレベルではAndroid 13で対応しており、Xperia 1 IV/5 IVなども対象のはずですが、現時点ではまだ使用できません。
おそらくXperia 1 Vのリリース後に提供されるマイナーアップデートで有効化されるのではないかと思われますが、今回の情報によると、他メーカーを含め、既存機種で今後のアップデートでLE Audioに対応するのはXperia 1 IV/5 IVのみとなるようです。
なお、今回の情報をリークしたのは少し前にXperia 1 Vの実機とされる画像をリークしたのと同一人物。
この画像については一部でフェイク疑惑もありましたが、その後、的中率ほぼ100%の超有名リーカーのonleaks氏が同一のデザインをしたXperia 1 Vのレンダリング画像をリーク。これにより本物であることがほぼ確定しました。
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