昨日シャオミが正式発表した新型フラッグシップ、Xiaomi 12T Pro。
国内リリースも確定しており(SIMフリー版とソフトバンク版)、前モデルのXiaomi 11T Proから価格はアップしているものの、Snapdragon 8+Gen1搭載機としては最も安価なモデルとなることはほぼ間違いなさそう。
そんな中、GSMArenaがまだ発売前のこのXiaomi 12T Proのレビューを掲載。
今回はこれを基に、国内で最も代表的な無印SD8Gen1搭載機、Xperia 1 IVとの性能比較をしてみたいと思います。
Xiaomi 12T ProとXperia 1 IVのベンチマーク比較
まずはAntutuベンチマークスコアの比較。
Xiaomi 12T Pro ↓
Xiaomi 12T Pro ↓
Xiaomi 12T ProのAntutuベンチマークスコアはSnapdragon 8+Gen1搭載機の中でも高めのスコアで、約103ポイント。
一方の、無印SD8Gen1搭載のXperia 1 IVは約84万ポイントとなっており、Xiaomi 12T Proの方が23%ほど高スコアとなっています。
一方、Geekbenchのスコアでは:
Xiaomi 12T Pro ↓
Xperia 1 IV ↓
ここでもやはり、Xiaomi 12T ProはSD8+Gen1の平均以上のスコアを記録しており、Xperia 1 IVよりも2割以上高いスコアとなっています。
ベンチマークスコアは必ずしも実使用での体感性能を反映するとは限りません。
ただ、それでも2割以上のスコア差となると、これはおそらく実使用でも性能差を感じるレベルのような気がします。
バッテリー持ちではXperia 1 IVに軍配
このXiaomi 12T ProとXperia 1 IVは同じ5000mAhバッテリーと搭載しており、ディスプレイサイズも6.67インチと6.5インチで比較的に他サイズ。
一方、両者のバッテリー評価を比較してみると:
バッテリー持ちではXperia 1 IVの方が1割ほど長くなっています。
基本的にSnapdragon 8+Gen1は無印のSnapdragon 8 Gen1よりも電力効率が大きく向上していると言われているので、これはちょっとしたサプライズ。
ディスプレイサイズの若干の違いを考慮しても、Xiaomi 1 IVは4Kディスプレイという大きなハンディを背負っているので、なぜXiaomi 12T Proの方がバッテリー持ちが悪いのかについては少し謎です。
なお、このXiaomi 12T Proは国内未発表なので、当然価格も不明。
ただ、欧州などでの価格から推定すると、9万円以内に収まる可能性が高そう。
となると、Xperia 1 IVの発売時価格と比べて半額ほど、ということになるので、やはりコスパの面でこのXiaomi 12T Proに勝てるハイエンドモデル、というのはなさそうです。
ソース:GSMArena
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