
半導体や部材価格の上昇が続く中、2026年モデルのXperiaについて、他社スマートフォンよりも価格上昇幅が大きくなる可能性が指摘されています。海外掲示板Redditに投稿された業界関係者の情報によると、特にメモリ調達コストの高騰が、Xperiaのような市場シェアの小さいメーカーにとって深刻な影響を与えそうです。
2026年モデルは2機種構成が有力
これまでの情報では、2026年の新型Xperiaとして2つのOEM IDがすでに確認されています。そのうち1機種はSnapdragon 8 Gen 5を搭載するハイエンドモデルで、流れから見て「Xperia 1 VIII」になることはほぼ確実とみられます。
そして例年通りのラインナップを踏襲するのであれば、もう1機種はミッドレンジモデルの「Xperia 10 VIII」になる可能性が高いと考えられます。構成自体は従来と大きく変わらないものの、価格面では厳しい局面を迎えそうです。
市場シェア1%未満が招くメモリ調達コストの壁
Redditの投稿によると、来年以降、スマートフォン向けメモリの調達価格はメーカー間で差が広がるとされています。大量調達が可能な大手メーカーは比較的有利な条件を維持できる一方、市場シェアの小さいメーカーほどコスト上昇の影響を直接受けやすくなります。
The soaring price of memory is a hot topic, but I heard something concerning from industry insiders about its impact on smartphone prices next year and beyond. This isn’t limited to Sony’s Xperia; it applies to all smaller manufacturers. Starting next year, memory procurement costs will be higher for manufacturers with smaller market shares. This is only natural from an economies of scale perspective. Since Xperia’s market share is likely under 1%, its memory costs will be significantly higher than those of major manufacturers. Consequently, the price increase for their products will likely be larger.
Xperiaの世界シェアは1%未満と見られており、この規模ではメモリを安価に確保するのは難しい状況です。その結果、製品価格への転嫁幅が他社よりも大きくなり、値上げが避けられない可能性が高まっています。
ハイエンドよりも10 VIIIの方が影響は深刻か
注目すべき点として、価格上昇の影響はハイエンドモデルのXperia 1 VIIIよりも、ミッドレンジのXperia 10 VIIIの方が相対的に大きくなる可能性があります。
もともと販売価格が抑えられているミッドレンジモデルでは、部材コストの上昇分を吸収できる余地が小さく、メモリ価格の上昇がそのまま製品価格に反映されやすい構造です。結果として、10シリーズはこれまでの価格帯を維持できず、ライバル機種と比べて割高感が強まる展開も考えられます。
競争環境はさらに厳しくなる見通し
今回の情報はXperiaに限った話ではなく、シェアの小さいスマートフォンメーカー全体に当てはまる傾向とされています。ただ、その中でもXperiaは特に影響を受けやすい立場にあり、2026年モデルでは価格戦略が大きな課題になりそうです。
次世代Xperiaがどの程度の価格設定になるのか、そしてソニーが付加価値や構成でどこまで納得感を示せるのかが、今後の注目ポイントになりそうです。
