Xperia 10 IVはアップ、Xperia 1 IVはダウン 新型Xperiaのユーザー評価の明暗を分けたのは?

ソニーの最新フラッグシップスマートフォン、Xperia 1 IV。

発熱とそれに起因する機能制限問題など、ここ最近のXperiaフラッグシップの中でも「問題児」扱いされつつあります。

また、少し前に、Xperia 1 IVの価格.comにおける評価がXperia Z4以来の低評価となっている、という件についてお伝えしました。

それか数週間、レビュー数も増えてきましたが、満足度はさらに低下。現在では3.07ポイントにまで低下しています。

ちなみに前モデル、Xperia 1 IIIの現時点での満足度は4.14となっており、Xperia 1 IVとはかなり大きな差がでています。

では、今世代の「IV」がダメ世代なのか、というとそうでもない模様。

以下は先日発売されたXperia 10 IVの価格.comにおける評価。

そして以下は前モデル、Xperia 10 IIIの評価。

10シリーズではIII→IVで満足度が大きくアップしており、これはXperia 1 III→1 IVとは対照的です。

Xperia 10 IVのカメラ評価は大幅アップ、1 IVは悪化

Xperia 1 IIIとXperia 1 IV、そしてXperia 10 IIIとXperia 10 IV。これらの価格.comにおける各評価項目を比較すると:

Xperia 1 III→Xperia 1 IV

Xperia 1 IIIXperia 1 IV
満足度4.143.07
デザイン4.634.46
携帯性3.864.03
レスポンス4.504.02
画面表示4.604.29
バッテリー3.183.98
カメラ4.523.82

Xperia 1 III→Xperia 1 IVではバッテリー持ち評価は大きく改善していますが、レスポンスとカメラ評価が大きく悪化しているのが分かります。

これ、前者はおそらく発熱による機能制限など、後者は発熱によるカメラ落ちや、望遠カメラでのボケ問題などがマイナス要因となっていると思われます。

Xperia 10 III→Xperia 10 IV

Xperia 10 IIIXperia 10 IV
満足度2.984.17
デザイン4.034.64
携帯性4.034.53
レスポンス3.153.79
画面表示3.493.96
バッテリー4.214.83
カメラ2.923.41

ご覧のようにXperia 10 III→Xperia 10 IVではすべての項目で前モデルから評価が向上しています。

前モデルからすべての項目で評価が向上、これは実は他メーカーの機種でも結構珍しい事のような気がします。

特に目を引くのがバッテリー持ち評価とカメラ評価の向上。

以前もお伝えしたように、Xperia 10 IVのバッテリー持ちはXperia史上最長で、他メーカー機種と比べてもかなり優秀であることが判明しています。

また、カメラ性能についても作例を見る限り「ミッドレンジ」域はでませんが、それでも評価の低かった前モデルと比べると明らかにクオリティーはアップしています。

Xperia 1 IVもXperia 10 IVも前モデルからの大幅な価格アップで驚かしてくれましたが、前モデルと比較したユーザー評価という点では両モデルに大きな差が出ています。

ちなみに、価格.comの評価はあくまで一般ユーザーによるものなので、比較対象となるこれまでに使ってきた機種も、評価基準も様々。
そういった意味で「主観的な評価の平均値」であることは否めません。
それゆえに、同サイトの「評価に対する評価」もマチマチ。

ただ、スマホユーザーのほとんどは「一般ユーザー」という事を考えると、これはこれで一つの参考になる情報ではないかと思います。

ソース:価格.com

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