ここ最近で発表された新型スマートフォン、と言えばSnapdragon 695搭載モデルが「豊作」。
各キャリア及びSIMフリーとして国内でリリース済み、あるいはリリース予定の機種だけで以下の5モデルが存在します
- Xperia 10 IV:ドコモ、au、ソフトバンク (7月上旬発売予定)
- AQUOS sense6s:au(発売済み)
- AQUOS wish2:ドコモ(6月下旬発売予定)
- Moto G52J:SIMフリー (6月3日発売予定)
- Redmi Note 11 Pro 5G:楽天モバイル、SIMフリー (5月3日発売予定)
同チップは、昨年複数のミッドレンジに搭載されたSnapdragon 690 5Gの後継チップ、という位置づけで、正当なスペック進化を遂げています。
というわけで、今回はまず、このSnapdragon 695 5Gのベンチマーク上の性能がどの程度か、という点を見てみたいと思います。
Snapdragon 695 5Gと他チップのスペック比較
SD695 | SD690 | SD765G | |
CPU アーキテクチャ | – 2x 2.2 GHz Cortex-A78 – 6x 1.7 GHz Cortex-A55 | – 2x 2 GHz Cortex-A77 – 6x 1.7 GHz Cortex-A55 | – 1x 2.3 GHz Cortex-A76 – 1x 2.2 GHz Cortex-A76 – 6x 1.8 GHz Cortex-A55 |
プロセス | 6nm | 8nm | 7nm |
GPU | Adreno 619 | Adreno 619L | Adreno 620 |
GPUなど、スペック面ではワンランク上のSD765Gが上回っている面もありますが、プロセスはSD765Gが7nmなのに対しSD695は6nm。
よって、電力効率という点ではSD695に軍配が上がりそうです。
Snapdragon 695 5Gと他チップのベンチマーク性能比較
SD695 | SD690 | SD765G | |
Geekbench シングルコア | 698 | 606 | 594 |
Geekbench マルチコア | 2021 | 1853 | 1915 |
Antutu 総合 | 402537 | 346571 | 341604 |
Antutu CPU | 127121 | 110385 | 100566 |
Antutu GPU | 99172 | 76645 | 93170 |
いずれのベンチマークスコアでもSnapdragon 695はSD690はもちろん、SD765Gを上回っています
よって、ベンチマーク上の性能では、控えめに見てもSnapdragon 695はSnapdragon 690から15~20%の性能アップ、Snapdragon 765Gと同等かそれより少し良い性能、といったところになります。
ちなみにSnapdragon 765G搭載で国内で展開されている有名どころの機種、と言えば:
- Pixel 5、Pixel 5a、Pixel 4a 5G
- Xiaomi Mi 10 Lite 5G
- Oppo Reno5 A
- Galaxy A51
- arrows NX9
- LG VELVET
- Rakuten BIG
よって、Snapdragon 695搭載モデルはこれらの機種と同等、あるいは少し上の性能といった感じになると思われます。
なお、ソースを失念してしまったのですが、最近ではエントリーモデルのSnapdragon 480の需給がひっ迫しているといった情報もあり、SD695機種が多いのはこれが背景にあるとも言われています。
この感じだと今年後半戦のミッドレンジ市場でもSD695は「主役」であり続ける雰囲気で、噂ではAQUOS sense7も同チップセットを搭載とも言われています。
そういえば、Snapdragonのネーミングルールが新しくなってからまだ新たな600番台チップセットは発表されていませんが、「Snapdragon 6 Gen1」はいつ頃リリースなのでしょう。
ソース:nanoreview.net
コメント
https://news.yahoo.co.jp/articles/681b8ec55701371ec2f9919715a18d4201407c10?page=2
480逼迫のけん
この記事じゃないですかね?