新たなスマートフォンを購入する際に、既存のモデルを売却する「下取り」。
新機種の販売元に下取りに出すか、中古買い取り業者に売るかなど、選択肢は様々ですが、日本でも非常に一般的になっています。
そして今回、ソニーが最近、米国で新型Xperiaの購入の際に利用できる中古Xperiaの公式買取サービス(トレードイン)を開始。
しかし、この買取額の異常な「低さ」がちょっとした話題となっているようです。
このサービスはソニーがReconnextという電子機器の買取サービスなどを展開する企業に委託する形で提供を始めたサービスで、一応はソニー公式・公認サービスの一部という事に。
一方、同社の昨年のプレミアムフラッグシップ、Xperia 1 IIIの買取見積価格はなんと250ドル(約3間万円)となっています。
Xperia 1 IIIの米国での発売は昨年8月で、発売時価格は1300ドルでした。
つまり、同モデルの下取り価格は発売からわずか8か月で1/5以下になっている、ということに。
なお、以下は国内でアップルが提供しているiPhoneの買取サービスの価格一覧表で、これをみるとソニーのXperiaの買取価格がいかに異常な低さであるかが分かると思います。
ちなみに私は米国の中古スマートフォン市場については何も知りませんが、国内中古市場でのXperia 1 IIIのの買取価格は安くても8万円以上です。
米国では多少のブレがあるとしても、さすがに発売時価格の1/5という事はないはずで、これならば個人売買サイトなどで売った方がはるかにマシ。こういったサービスを提供する意味が全くない、ということになります。
ちなみにまだこのサイトではXperia 5 IIIの下取りは受け付けていないようですが、1世代目のXperia 5 IIにはついて200ドルでの下取りとなっています。
また、Xperia 1 IIの下取り価格は225ドルと1 IIIと25ドルしか変わらないのに対し、Xperia 1は100ドルとなっており、その価格設定に全くと言って程一貫性がないのも特徴。
うーん、ソニーは本気で誰かがこのサービスを利用すると思っているのでしょうか。
ソース:Reconnext
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