Galaxy S22など、サムスンのGOS問題。
簡単に言うと、Galaxy Sシリーズなど、過去数世代のモデルにおいてゲーム以外の1万ものアプリでのスロットリングを行っていた、という問題です。
この問題は海外ではかなり大きな問題に発展し、サムスンがアップデートでの修正対応を発表。
さらには株主総会でCEOが謝罪するまでに至りました。
しかし今回、同様のスロットリング問題がシャオミ製のスマートフォンでも行われているという具枠出てきました。
ベンチマーク測定アプリ、Geekbenchを提供するPrimate Labsの創設者、John PooleがTwitter上に投稿していたもの。
同氏によると、Xiaomiのスマートフォンもアプリの識別子によってパフォーマンスを制御している、とのこと。
そしてその根拠となっているのが:
これはXiaomi 11のベンチマークスコアで、Geekbenchを「Geekbench」として走らせたときと「Fortnite」に偽装して走らせた時ではシングルコアで30%程度、マルチコアで16%程度もベンチマーク上の性能に差が出る、ということ。
また、Geekbenchを他のゲームアプリ名で偽装した場合にもやはりスロットリングがかかり、スコアが落ちるとのことで、これは少なくともXiaomi 11ではアプリ名(識別子)によってシステムが動作クロックに制限をかけている、ということに。
ただ、GalaxyのGOS問題ではゲーム自体のスロットリングではなく、ゲーム「以外」のアプリを含む1万以上のアプリがスロットリング対象になっていることが問題となったと認識しています。
一方、今回の情報では対象となっているのがゲームアプリなど一部の高負荷アプリだけなのかどうか、どの程度の数、範囲のアプリが同様の強制スロットリング対象となっているのかは不明です。
よって、現時点でGalaxyのGOSスロットリング問題と同列に扱うことはできませんが、類似のパフォーマンス調整をしている「疑惑」が浮上したのは事実のようです。
ソース:Twitter
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