サムスンのGalaxyスマートフォン(タブレットもですが)に搭載されている純正アプリ、Game Optimizing Service(GOS)の名目上の動作と実際の動作に違いがあるとしてちょっとした問題となっているようです。
Game Optimizing Serviceとは?
まず、Game Optimizing Serviceはゲームアプリの解像度を (端末の解像度より) 低くしてフレームレートを向上させたり、温度を監視して端末の加熱を未然に防いだりするといった動作制限をすることでゲームアプリを最適化するアプリ。
最新のGalaxy S22シリーズも含め、ほとんどのGalaxyスマホに搭載されているシステムアプリの一つでアンインストールや無効化はできません。
GOSがゲーム以外の1万以上のアプリでも動作
CPUやGPUのオーバロードを防ぎ、発熱やバッテリー消費を抑える機能は姿かたちは違えど、どのスマートフォンにでも搭載されており、ゲームに特化したそういったアプリがあること自体はむしろGalaxyスマホのセールスポイントとも言えると思います。
しかし今回明らかになったのはこのGOSが実際にはゲーム以外のアプリの動作もこっそり制限しており、その対象となるアプリは1万以上に上ることが判明したようです。
実際に同アプリが制限をするアプリのリストが載っているエクセルファイルを見ると:
ドコモの位置情報アプリやキャリアメールアプリまで、ゲームとは全く関係のないアプリも制限対象に。
また、日本でおそらく最も多くのスマホユーザーが使っていると思われるLINE関連のアプリも:
動作制限自体が悪いわけではありませんが「ゲーム用」と言っておきながら、他のアプリの動作も制限してしまう、というのはあまりよろしくなく、さらにベンチマークアプリなどは制限リストからちゃっかり外している、というのもあまりいただけません。
なお、この問題はサムスン内部でも問題視されはじめているようで、今回のTwitter投稿者によると今後、この件について本格的な調査が始まるとも。
いずれにせよ、これについては近々サムスンから何らかの公式なアナウンスがあるかもしれませんね。
ソース:Twitter
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