ソニーのXperia向けのAndroid 12アップデート。
国内版Xperia 1 IIIおよび5 IIIには全てのキャリア・SIMフリー版での提供が開始され、海外版でのペースからすると早ければXperia 1 IIや5 IIにも今週か来週にも始まりそうな雰囲気です。
一方、アップデート済みのXperiaユーザーの数が増えるとともに不満点や不都合な部分に関する報告も目立つようになってきており、これらは必ずしも不具合ではありません。
というわけで今回は「不具合ではない」もののXperiaをAndroid 12へアップデートしたユーザーからの不満の声が目立つ変更点をまとめます。
バッテリー残量の横に隙間
Android 12からの機能でアプリがカメラやマイクにアクセスしていると出るアイコンで、この隙間はその緑ドットを表示するためのスペースに模様。
ただ、常にずらしておく必要はない、という指摘の声もあり、確かにそれも一理あります。
充電中の通知LEDが眩しくなった
Android 12アップデート後から充電中に表示される赤やオレンジの通知LEDランプの輝度がかなりアップした模様。
これにより、就寝時など部屋を真っ暗にしているといると、端末を置く方向や場所によっては確かに明るすぎて気になることがあります。
これについては今後のマイナーアップデートで再調整してほしいところですね。
勝手にCODやアスファルト9インストール&アンインストール不可
Android 12アップデートをしたXperia 1 III/5 IIIでは勝手にCall of Dutyやアスファルト9といったギガクラスのサイズのゲームがインストールされている、という報告が見られます。
ただ、これらのゲームは実はAndroid 11でもすでにプリインストールされており、以前、これについてはなぜかau版のみでインストール可能でドコモ版やSIMフリー版ではできない、という件についてお伝えしました。
しかし、Android 12アップデートをするとどうやらau版でもアンインストールが不可になるとのことで、「勝手にインストールされた」というのはあくまでAndroid 11の時にアンインストールをしたau版ユーザーからの不満、ということに。
ただ、これはau版ユーザーにとってはかなり大きなマイナス点となりそうですね。
クイック設定変更でWi-Fiオンオフが面倒に
これはAndroid 12共通で海外でも非常に不満の声が多い変更点。
Android 12ではクイック設定パネルのデザインが大きく変わり、Wi-Fiのオン・オフボタンがモバイルデータのオンオフと統合され「インターネット」に。
そのため、クイック設定からWi-Fiのオンオフを行うにはクイック設定→インターネット→WiFiと動作がワンステップ増えてしまっており、これが「面倒になった」という不満の声が多く見られます。
これについてはADBコマンドやアプリでWiFiボタンを復帰させる方法も紹介されてい入ますが、できれば設定で変更可能にしてほしいところですね。。
スクロール時に文字が伸びる
これもXperia特有ではなくAndroid 12共通の新仕様。
正式にはオーバースクロールというアニメーション効果で他モデルのユーザーからも「気持ち悪い」「酔う」とった不満の声が多く見られます。
ただ、この動作についてはこちらの方法でオフにすることが可能です。
なお、一応Xperia、そしてAndroid 12の名誉のために補足しておくと、今回のOSアップデートではもちろん良い部分も複数報告されており、例えばバッテリー持ち(特に待機時)が良くなったといった報告や、指紋認証が速くなった、以前来なかったGmailの通知が来るようになった、といったポジティブな評価も複数見られます。
また、国内ユーザーからの報告を見ている限り、少なくともアップデートで致命的な不具合や改悪点はないと思われるので、セキュリティー面などからもよほど耐えられない「不満点」がない限りはアップデートをお勧めします。
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