先ほど国内での発売が発表されたシャオミの最新ミッドレンジモデル、Redmi Note 11。
Snapdragon 680という昨年後半に発表された「一応最新チップ」を搭載していますが、まだ国内では同チップを搭載したモデルは販売されておらず、その性能についてはあまり知られていません。
というわけで今回はこのRedmi Note 11に搭載のSD680の性能が他チップ/他機種と比べてどの程度なのか、という点を探ってみたいと思います。
Redmi Note 11に搭載のSD680の性能はどれくらい?
以下はグローバル版Redmi Note 11のGeekbench 5.0のベンチマークスコア:
とにかくスコアが不安定でシングルコアの平均は300ポイント台、マルチコアは1500~1600ポイントといったところでしょうか。
しかし、マルチコアでは1700ポイント台のものもあれば1000未満のスコアも複数あり、かなり性能が不安定という印象です。
一方、以下は格下チップ、Snapdragon 480 5Gを搭載したシャープの最新エントリー/ミッドレンジモデル、AQUOS wishのベンチマークスコア。
シングルコアの平均が500程度、マルチコアで1600前後といったところで、非常に安定したスコアを出しています。
そして以下は昨年のソニーのミッドレンジでSnapdragon 690 5G搭載、Xperia 10 III (ドコモ版)のベンチマークスコア。
こちらはSnapdragon 680よりも全体に一回り上のスコア、といったところでしょうか。
Redmi Note 11、ベンチマーク上の性能では「微妙」な機種
なお、このRedmi Note 11の価格は2万4800円。
(楽天市場やmi.comでは早割価格、2万2800円で販売)
一方、AQUOS wishはキャリアやMVNOなどにもよりますが、OCNモバイルでは現在8000円で入手可能。
また、Xperia 10 III LiteもOCNモバイルならばRedmi Note 11と大きく変わらない25,500円で特価販売中となっています。
もちろん、スマートフォンの性能というのはCPUやGPU性能だけでなく、また、仮にそうであったとしてもその性能のすべてがベンチマーク上に表れるわけではありあせん。
また、ディスプレイやカメラ、その他の機能など、チップセット意外にも比較要素は複数あるので、価格とチップセットのみでコスパを比較できるものでもありません。
ただ、一応搭載チップの性能と価格は一つの目安にはなると思われ、その点からするとこのRedmi Note 11は現在の価格では「コスパ良し」とは言えないように思います。
Redmi Note 11のスペック
OS | Android 11 |
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ディスプレイパネル | 約6.43インチ有機EL 解像度1080×2400ドット アスペクト比 9:21 最大リフレッシュレート90Hz |
プロセッサ | Snapdragon 680 CPUコア:Kryo 265(最大2.4GHz) GPUコア:Adreno 610 |
メインメモリ容量 | 4GB |
ストレージ | 64GB |
リアカメラ | クアッドカメラ 標準:約5000万画素,F1.8 広角:約800万画素,F2.2,画角118度 マクロ:約200万画素,F2.4 深度カメラ:200万画素,F2.4 |
フロントカメラ | 約1300万画素,F2.4 |
対応LTEバンド | 1/2/3/4/5/7/8/12 13/17/18/19/20 26/28/38/40/41/66 |
対応3Gバンド | 1/2/4/5/6/8/19 |
無線LAN対応 | Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac) |
Bluetooth対応 | 5.0 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 73.87 ×159.87 ×8.09 mm |
公称本体重量 | 約179g |
本体カラー | グラファイトグレー トワイライトブルー スターブルー |
データソース:Geekbench
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