Pixel Watchに血圧・インスリン抵抗性を追跡する「Health Guardian」が登場

Googleは9月24日、Pixel Watch向けの新しい健康管理機能「Health Guardian」の提供を開始しました。Google Healthアプリを通じて、カフを使わずに血圧の長期的な傾向を推定できるほか、血液を採取することなくインスリン抵抗性の変化も追跡できるのが特徴です。

対象となるのはPixel Watch 5、Pixel Watch 4、Pixel Watch 3で、これらの機能は無料で利用できます。最初のトレンドレポートは10月初めから提供される予定です。

血圧やインスリン抵抗性を長期的に追跡

Health Guardianでは、主に3種類の健康指標が提供されます。

「Blood pressure trends」では、脈拍や身体の動きなどのデータを利用して、長期的な血圧の傾向を推定します。従来の血圧計のようなカフを装着したり、手動でキャリブレーションしたりする必要がない点が特徴です。

「Insulin resistance trends」は、数週間にわたるデータからインスリン抵抗性の変化を追跡します。血液を一滴も採取せずに、代謝状態の変化を確認できるとされています。

さらに、睡眠中の呼吸状態を評価する「Sleep breathing quality」も用意されます。夜間にどの程度の時間、良好な呼吸状態を維持できていたのかを確認でき、毎月の評価としてまとめられます。

Pixel Watch 3から無料で利用可能

Googleはこれらの機能を最新のPixel Watch 5だけに限定せず、Pixel Watch 3まで無料で提供します。

一方、Fitbit AirでHealth Guardianを利用するには、年内に提供予定の「Google Health Premium」への加入が必要になるとされています。

また、「Breathing Emergency Detection」という機能も用意されています。これは血中酸素レベルが危険なほど低下し、ユーザーが反応しなくなった場合に、緊急サービスへ連絡できるオプトイン機能です。ただし、現時点ではPixel Watch 4とPixel Watch 5の一部欧州諸国に限定されています。

毎月のレポートには一定期間の装着が必要

Health Guardianのトレンド情報は毎月1日に更新されますが、十分なデータを集めるためには継続的な装着が必要です。

インスリン抵抗性については1か月のうち少なくとも7日間、血圧については1週間のうち5日間連続して装着する必要があります。そのため、10月の最初のレポートを確認したい場合は、今後1週間ほどPixel Watchを継続して装着しておくことが重要になります。

なお、血圧の傾向が「High」と判定された場合、Googleは家庭用血圧計で確認したり、医療専門家に相談したりすることを推奨しています。

Apple WatchやGalaxy Watchとの違い

血圧関連の機能ではAppleやSamsungも対応を進めています。Apple Watchには高血圧の兆候を通知する機能があり、FDAの承認を受けています。

一方、SamsungのGalaxy Watch 9にも血圧トレンド機能がありますが、正確に利用するには従来型の血圧計による測定が必要です。また、Samsungの血圧機能はGalaxyスマートフォンとの組み合わせが必要とされています。

GoogleのHealth Guardianは、カフや手動キャリブレーションを必要としない点が特徴ですが、現時点ではFDAの承認を取得した機能ではありません。

また、インスリン抵抗性のトレンドを手首のウェアラブル端末から追跡する機能は、今回のHealth Guardianの大きな特徴となっています。

Googleは今回、Pixel Watch 3を含む既存モデルにもHealth Guardianを無料で提供します。実際の測定結果がどの程度ユーザーの健康管理に役立つのかは、10月から始まる最初のレポートによって明らかになってきそうです。

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