
Vivoは9月の新製品発表イベントで、フラッグシップスマートフォンのVivo X500 ProとVivo X500 Pro Maxを正式発表しました。両モデルともMediaTekの最新チップDimensity 9600 Proを搭載し、2nmプロセスを採用した同チップを世界で初めて搭載するスマートフォンとなります。特にカメラ性能に力が入れられており、Pro Maxでは200MPの超望遠カメラを搭載するなど、シリーズの最上位モデルらしい仕様に仕上げられています。
X500 Proは6.36インチの高性能ディスプレイを搭載
Vivo X500 Proは、6.36インチのディスプレイを搭載します。BOEと共同開発したQ11発光素材を採用した144Hz対応のLTPO 8Tパネルで、最低輝度はハードウェアレベルで1nitまで抑えられます。

Dolby VisionやHDR10+にも対応するほか、円偏光技術のCircular Polarization 2.0や、低ブルーライトに関するSGS認証も取得しています。明るさだけでなく、屋内外での見やすさや目への負担にも配慮したディスプレイです。
カメラは50MPのメインカメラを中心とした構成です。新開発のBlueTouch 900センサーを採用し、Vivoによれば17EVという広いダイナミックレンジを実現しています。
逆光の人物撮影や夕景など、明るい部分と暗い部分が同時に存在するシーンで、白飛びや黒つぶれを抑えた撮影が期待できそうです。
メインカメラにはZeiss T*コーティングと深吸収ブルーガラスを組み合わせ、VCS 4.0も採用しています。
望遠カメラは64MPのSony LYTIA 610センサーとBluePrint設計のレンズを組み合わせ、焦点距離は85mmに設定されています。超広角には50MPのSamsung JN5、前面カメラには50MPのSamsung JN1を搭載します。
バッテリー容量は6,510mAhで、90Wの有線充電と40Wのワイヤレス充電に対応します。
Pro Maxは200MP超望遠カメラを搭載

上位モデルのX500 Pro Maxでは、ディスプレイが6.85インチまで大型化します。Q11パネルをベースとしながら、2K解像度のZeiss Master Color Screenを採用しており、Vivoが専用に開発した自動輝度調整によって、周囲の明るさが変化しても色味を安定させることを目指しています。
最大の違いは背面カメラです。X500 Pro Maxには、200MPのZeiss APOスーパー望遠カメラを搭載します。BluePrintとSamsungが開発した1/1.4インチのHP0センサーを採用し、ハードウェアレベルで4倍のISZロスレスズームにも対応します。
長距離のズーム撮影では、動く被写体を追従するための光学式望遠追跡システム、60fpsの高フレームレートシステム、BluePrintの高リフレッシュレート追跡エンジン、NICEアルゴリズムエンジンなどを組み合わせています。
さらに、別売りのZeiss G2 Ultraテレコンバーターを使用すれば、400mm相当の焦点距離で撮影できます。その他のカメラ構成は基本的にX500 Proを踏襲しています。
バッテリーは8,000mAhまで大容量化しました。充電性能はX500 Proと同じ90W有線充電、40Wワイヤレス充電に対応します。
Dimensity 9600 Proは2nm採用、LPDDR6とUFS 5.0にも対応
両モデルの性能を支えるのが、MediaTekの最新フラッグシップSoCであるDimensity 9600 Proです。
VivoとMediaTekは、このチップについて既製品をそのまま採用したのではなく、両社が緊密に協力して開発したことを強調しています。トランジスタ数は330億個を超え、2+3+3構成のオールビッグコアCPUと34.5MBのキャッシュを搭載します。
さらに、スマートフォン向けチップとして初めてLPDDR6メモリとUFS 5.0ストレージに対応しています。
MediaTekによれば、前世代と比較してシングルコア性能は17%、マルチコア性能は15%向上。一方、マルチコア動作時のピーク消費電力は61%削減されたとしています。
AI処理にも力が入っており、NPU 1090は最大300億パラメータのMixture of Experts(MoE)モデルを端末上で処理できます。Vivoはこの性能を活用し、X500 Proシリーズにワンタップでハイライト動画などを編集できるAI機能を搭載しています。
中国では6499元から発売
Vivo X500 Proシリーズは中国で予約受付が始まっています。価格はX500 Proが6499元から、X500 Pro Maxが6999元からとなっています。
Vivo X500 Pro
- 12GB+256GB:6499元
- 12GB+512GB:7499元
- 12GB+1TB:8499元
Vivo X500 Pro Max
- 12GB+256GB:6999元
- 12GB+512GB:7999元
- 16GB+512GB:8499元
- 12GB+1TB:8999元
- Creator’s Package(16GB+1TB、衛星通信対応):12999元
中国ではX500 Pro Maxが9月24日、X500 Proが9月29日に発売されます。
現時点では、X500 Proシリーズのグローバル展開や海外での価格については発表されていません。2nmプロセスのDimensity 9600 ProやLPDDR6、UFS 5.0、そして200MPスーパー望遠カメラなど、次世代フラッグシップらしい仕様を数多く盛り込んだモデルだけに、今後の海外展開にも注目が集まりそうです。


