ゼルダの伝説 時のオカリナリメイクは1080p/60fps、DLSS非対応が惜しいとの分析

Nintendo Switch 2向けに開発されている「ゼルダの伝説 時のオカリナ」リメイクについて、ゲーム映像の分析で知られるDigital Foundryがパフォーマンスを評価しました。ゲームプレイ中は1080p・60fpsで動作するとみられ、過去のゼルダ作品から大幅なフレームレート向上が実現する一方、DLSSに対応していないことで画質面には惜しい部分があると指摘されています。

1080p・60fpsを安定して実現か

Nintendo Directで公開された映像を分析したDigital Foundryによると、本作はゲームプレイ中に1080pの解像度と60fpsを目標としているようです。メニュー画面については1440pでレンダリングされていると分析されています。

Switch 2向けタイトルでは高解像度化だけでなく、フレームレートの向上も大きなポイントになります。初代Switch向けの「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」や「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」は基本的に30fpsで動作していたため、60fpsを実現できればプレイ中の操作感は大きく変わりそうです。

特に広大なフィールドを探索する本作では、60fpsによる滑らかなカメラ移動やキャラクター操作が大きなメリットになりそうです。

Unreal Engine 5ではなく独自技術を採用か

映像を見た一部のユーザーからは、Unreal Engine 5を採用しているのではないかとの見方も出ていました。しかしDigital FoundryのOliver Mackenzie氏は、今回確認できるグラフィックスは任天堂の自社エンジン、あるいは外部パートナーが開発したエンジンによるものと分析しています。

開発には、これまでゼルダシリーズをサポートしてきたMonolith Softが関わっている可能性も指摘されています。

Unreal Engine 5を採用しなかったことが、60fpsを実現するうえで有利に働いた可能性もあります。特定のハードウェアに合わせた最適化を進めやすい独自技術を利用することで、Switch 2の性能を効率的に引き出していると考えられます。

DLSS非対応で画質には気になる部分も

一方で、Digital Foundryが残念な点として挙げているのがDLSSへの非対応です。

Switch 2にはNVIDIAの技術を活用したアップスケーリング機能を利用できる環境がありますが、本作では少なくとも今回分析された映像からDLSSの利用は確認されていません。

その結果、1080pで表示される映像にはシャープネスを強くかけたような部分が見られるとされています。特にリンクの顔など近距離の映像では、質感が必要以上に光沢感のある見た目になっているとDigital Foundryは指摘しています。

さらに、オープンワールド化されたハイラルでは草木などの細かな部分にちらつきが発生しており、DLSSを利用すればこうした問題をある程度抑えられた可能性があります。

60fpsと画質のどちらを優先したのか

今回の分析からは、本作が単純に高解像度化するのではなく、60fpsを重視した設計になっている可能性が見えてきます。

1080pという解像度自体はSwitch 2の性能を考えると物足りなく感じる部分もありますが、60fpsを安定して維持できるのであれば、アクションゲームとしての操作性を優先した判断とも考えられます。

「ゼルダの伝説 時のオカリナ」リメイクは11月5日の発売が予定されています。現時点ではNintendo Directで公開された映像が中心となるため、実際の製品版でフレームレートや画質がどこまで安定するのか、携帯モードでどのような違いが出るのかはまだ分かりません。

60fpsという大きな進化を実現しながら、DLSSを使わないことで画質面に妥協が生じているのであれば、発売後の実機検証ではこの点が重要なチェックポイントになりそうです。

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