2022年のハイエンドAndroidスマホに搭載されるチップセット、といえばQualcommのSnapdraon 8 Gen1、MediatekのDimensity 9000、そしてSamsungのExynos 2200。
今回、これら3チップのGeekbench 5におけるベンチマーク性能を比較したグラフが掲載されていました。
注目は右から2つ目のDimensity 9000。
アップルのA15チップには及びませんがシングルコアで1278ポイント、マルチコアで4410ポイントとなっており、ライバルチップのSnapdragon 8Gen1やExynos 2200よりも大幅に高いスコアとなっています。
Dimensity 9000はMediatekが「初めて本気で作ったハイエンド向けチップ」と言われており、過去のDimensityチップから大きく性能アップすることは期待されていましたが、まさかGeekbenchマルチコアで4000ポイントを軽々と超えてくる、というのは期待以上です。
それにしても、同世代のチップセットで2割近いベンチマークスコアの差がある、というのはさすがに無視できない値。
過去のSnapdragonハイエンド向けチップは世代ごとに平均するとベンチマーク性能が2割程度アップしてきましたが、今回のDimensity 9000とSnapdragon 8 Gen1およびExynos 2200はまさに1世代分程度の性能差がある、とも言えます。
もちろん発熱やバッテリー消費、GPU性能などのも重要な性能なので現時点では総合的な優劣はまだつけれません。
ただ、Dimensity 9000は価格もSnapdragon 8 Gen1より2割以上安く、バッテリー効率も最大で1.5倍程度良い、という情報がでています。(ということは発熱も少ない可能性大)
Redemi K50シリーズやOppo Find X5シリーズには同チップ搭載のバリアントがあることが確実視されており、2月後半~3月にかけてリリースされるはず。
まずはこれらの機種の製品版での性能でお手並み拝見、といったところでしょうか。
ソース:Twitter (Ice universe)
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