
Nintendo Switch 2で待望のドック接続時のVRR(可変リフレッシュレート)対応が実現しました。発売から約16カ月を経て追加された機能ですが、早くもその実装はPlayStation 5を上回り、Xbox Series X|Sに匹敵するとの評価が出ています。
60Hzでは40~60Hz、120HzではLFCにも対応
Digital FoundryのJohn Linneman氏が行った初期検証によると、Nintendo Switch 2のドック接続時VRRは、60Hz設定では40~60Hzの範囲に対応します。これはXbox Series X|Sと同等で、48~60HzにとどまるPS5よりも広い範囲をカバーします。

さらに120HzモードではLFC(Low Framerate Compensation)にも対応しており、対応ゲームではフレームレートが低下した場合でも、画面の表示を滑らかに保ちやすくなっています。
Switch 2は携帯モードでもVRRに対応しているため、今後発売されるゲームではドック接続時にもVRRを活用するタイトルが増えることが期待されます。
現時点では対応ゲームがほとんどない
一方で、今回のVRR対応には大きな課題もあります。現時点でVRRを正式に利用できるゲームは「Nintendo Switch 2 Welcome Tour」に限られており、既存タイトルが自動的にVRR対応になるわけではありません。
Linneman氏も、ゲーム側でアップデートを行う必要があると指摘しています。つまり、Switch 2のハードウェアとしてはPS5を上回る仕様を実現していても、その性能を実際のゲームで生かせるかどうかは開発者次第ということです。
VRRを活用すれば、ゲームによっては40fpsモードを導入したり、フレームレート上限を解除したりすることで、画質と滑らかさのバランスを改善できます。特に処理負荷が変動しやすいタイトルでは、その恩恵が大きくなりそうです。
VRRを常時オンにする仕様には注意
もう一つ気になるのが、VRRを設定から有効にすると、ゲーム側が対応していない場合でも常時VRRがオンになる点です。
この仕様によって、ブラックフレーム挿入を利用するユーザーなどは、ゲームによってディスプレイ設定からVRRを手動で無効にする必要が生じます。一般ユーザーへの影響は限定的とみられますが、映像設定にこだわるユーザーにとっては少々扱いにくい仕様です。
それでも、ドック接続時のVRR対応そのものはNintendo Switch 2にとって大きな進展です。今後ゲーム側の対応が進めば、40fpsモードや可変フレームレートを活用したタイトルが増え、これまで以上に滑らかなゲーム体験を実現できる可能性があります。ハードウェア側の準備は整っただけに、次はゲーム開発者がこの機能をどこまで活用するかが注目されます。


