ソニーの次世代Xperia機種、と言えば2021年モデルのXperia 1 IIIやXperia 10 III(いずれも仮称)が注目されていますが、昨年発表されながら未発売の新型Xperiaとして存在するのがXperia Pro。
昨年2月末に発表されすでに11か月が経過。
先日、ソニーのサーバー上にファームウェアがアップされ、今度こそリリース間近といった感じす。
そんな発売を目前に控えたXperia Proですが、今秋、ネットワーク回りについてちょっと気になる仕様記述があることが判明しました。
Blog of mobileさんが最初に報じたもので、これによるとXperia Proの発売時の5G対応バンドはn260とn261のミリ波のみで、sub6のn2、n5、n66は非対応。
そしてこのsub6には後のアップデートで対応する、とのこと。
確かに公式サイトみるとその通りの記述があります。
リリース時にミリ波非対応(sub6のみ対応)で後のアップデートでミリ波に対応という例は国内でも何機種か存在します。
一方、私が知っている限りでsub6に非対応で発売された5Gスマートフォンというのは存在せず、後にアップデートで対応するとは言え、Xperia Proはsub 6に非対応の世界初の5Gスマホ、ということになりそう。
米国でもミリ波の5Gサービスは開始されているようですが、その範囲は日本以上に限定的と言われています。
つまり、現時点で米国で「5G」と言えば「sub6」なわけで、これが使えないということは事実上5G通信が使えない、とも言えます。
そういえば、Xperia 1 IIもXperia 5 IIはSub6のみ対応でミリ波には非対応ですが、米国版「だけ」はミリ波はもちろん、sub6にも非対応、つまり5Gに非対応となっています。
米国の5G周波数へのチューニングで何らかの問題でもあるのでしょうか。
また、今回の情報から推測するに、このXperia Proの発売が遅れているのはこの5Gネットワーク回りの何かが関係していそうで、結局、発売時にはsub6対応はあきらめた、といった感じでしょうか。
ちなみにXperia Proは今のところリリースが確実なのは米国版のXQ-AQ62のみ。
他の国、地域版とみれれるXQ-AQ52やXA-AQ53の型番が発見されていますが、リリースに至るのかは不明です。
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