
Huaweiが、「nova 16」シリーズのグローバル展開を開始します。中国で先行して登場していた「nova 16 Pro」をベースとする「nova 16s Pro」と、標準モデルの「nova 16s」がラインアップされ、特に上位モデルでは200MPのRYYBメインカメラと7,000mAhの大容量バッテリーが大きな特徴となっています。Huaweiは9月2日にグローバル向けイベントを開催する予定で、今回の2モデルもそこで正式に展開されるとみられています。
nova 16s Proは200MP RYYBカメラが最大の特徴
上位モデルのnova 16s Proは、カメラ性能を重視した構成です。
メインカメラには200MPのRYYBセンサーを採用し、F1.8のレンズと光学式手ブレ補正(OIS)を組み合わせています。さらに、シーンに応じた色補正を行うためのマルチスペクトルセンサーも搭載します。
背面にはこのほか、50MPのRYYBペリスコープ望遠カメラと50MPのRYYB超広角カメラを搭載。望遠カメラは3.7倍の光学ズームに対応し、超広角カメラでは118度の画角に加えて2.5cmのマクロ撮影も可能です。前面カメラも50MPとなっています。
Huaweiは今回、単純な高画素化だけでなく、色の再現性を重視しているのもポイントです。複数のセンサーを組み合わせることで、人物撮影を含めたさまざまなシーンで自然な色合いを実現することを狙っています。
6.84インチLTPO OLEDに7,000mAhバッテリー
ディスプレイは6.84インチのLTPO OLEDで、リフレッシュレートは1~120Hzの可変式です。最大輝度は6,000nitに達し、高周波PWM調光にも対応しています。

本体は厚さ7.1mmと比較的スリムですが、7,000mAhという大容量バッテリーを搭載。100WのHuawei SuperCharge Turboによる急速充電にも対応します。一方で、本体重量は218gとなっています。
筐体には航空宇宙グレードのアルミニウム合金製フレームを採用し、前面にはナノ結晶コーティングを施したKunlun Glassを使用しています。Huaweiによれば、前世代のnova 15と比較して落下耐性も大幅に向上しています。
デザインは波をイメージしたものとなっており、Isle Blue、Breathing Crystal、Starry Black、Sky Whiteの4色が用意されます。
nova 16sはディスプレイを小型化しつつバッテリー容量は同じ

標準モデルのnova 16sは、6.68インチディスプレイを搭載することでProよりも扱いやすいサイズに仕上げています。本体の厚さも7.3mmに抑えられていますが、バッテリー容量はProと同じ7,000mAhです。
充電も100WのHuawei SuperCharge Turboに対応しており、大容量バッテリーとの組み合わせによって長時間の使用を狙ったモデルとなっています。
カメラは50MPを中心とした「True-to-Colour Camera」構成で、50MPのRYYBペリスコープ望遠カメラも搭載します。望遠カメラは3.3倍の光学ズームとOISに対応しています。
ストレージは256GBを標準とし、512GBモデルも用意されます。チップセットにはKirin 8020を採用しており、ProのKirin 9010Sとは差別化されています。
EMUI 16.0を搭載、AIによる写真編集にも対応
両モデルとも、グローバル版ではHarmonyOSではなくEMUI 16.0を搭載して出荷されます。
また、カメラには複数のAI機能が用意されています。構図をリアルタイムでアドバイスするAI Composition、写真内の被写体を移動させるAI Move、不要なオブジェクトを消去するAI Removeなどを利用できます。
さらに、複数人で撮影した写真から最も自然な表情を選んで仕上げるAI Best Expressionや、ガラスなどへの映り込みを取り除くAI De-Glareにも対応します。
nova 16s Proは200MP RYYBカメラ、nova 16sは扱いやすいサイズと7,000mAhバッテリーを武器としており、同じシリーズながら明確に方向性を分けています。
現時点ではグローバル版の価格や販売地域の詳細は明らかになっていません。Huaweiのグローバルイベントでは、両モデルの正式価格や発売スケジュールが発表される可能性があり、特に200MP RYYBカメラを搭載したnova 16s Proがどの程度の価格帯で投入されるのかが注目されます。

