
Xiaomiが次期フラッグシップとして投入するとみられていたXiaomi 18 Ultraの開発を中止したとの情報が浮上しています。さらに、OppoとVivoも次世代Ultraモデルのグローバル展開を見送る可能性があるとされており、2027年の中国メーカー製ハイエンドスマートフォンのラインアップに大きな変化が生じるかもしれません。
今回の情報を伝えたのは、リーカーのKartikey Singh氏です。同氏によると、XiaomiはXiaomi 18シリーズでUltraモデルを設定せず、Xiaomi 18、Xiaomi 18 Pro、Xiaomi 18 Pro Maxの3モデル構成にする可能性があるといいます。
Xiaomi 18 Ultra中止の背景にメモリ価格高騰か
Xiaomi 18 Ultraの投入が見送られる理由として、有力視されているのがメモリ価格の高騰です。
2026年はAI関連需要の拡大を背景に、DRAMやNANDなどのメモリ価格が大きく上昇しており、スマートフォンメーカーにとって部品コストの増加が大きな負担となっています。
特にUltraモデルは、シリーズの中でも最上位に位置するため、カメラやディスプレイ、ストレージなどにより高価な部品を採用する必要があります。
これまでの情報では、Xiaomi 18 Ultraには200MPセンサーを含むクアッドカメラ構成が採用されるとの噂もありました。こうした高コストなハードウェアを搭載した場合、販売価格が大幅に上昇してしまう可能性があります。
そのため、XiaomiはUltraモデルを一時的に省き、Xiaomi 18 Pro Maxをシリーズ最上位モデルとして位置付ける判断をしたとみられています。
もっとも、Ultraブランドそのものが消滅するわけではないようです。今回の情報では、部品価格が落ち着いた後、2027年後半から2028年初頭にかけてXiaomi 19 Ultraが登場する可能性があるとされています。
OppoとVivoも次世代Ultraモデルを中国限定に?
影響を受けるのはXiaomiだけではないようです。
OppoとVivoについても、メモリ価格の高騰を理由に、次世代Ultraモデルの販売地域を中国国内に限定する可能性があると伝えられています。
現在のOppo Find X9 UltraとVivo X300 Ultraはグローバル市場にも展開されていますが、その後継機については状況が変わる可能性があります。
具体的には、Oppo Find X10 UltraとVivo X500 Ultraが2027年前半に登場するとされているものの、これらは中国市場のみで販売される可能性があるとのことです。
ただし、XiaomiのXiaomi 18 Ultra中止説を含め、いずれもメーカーが正式に発表した情報ではありません。現時点ではリーク情報として捉えておく必要があります。
海外市場ではSamsungのUltraがより目立つ存在に?
もしこの動きが実際に進めば、海外のハイエンドスマートフォン市場にも影響を与えそうです。
Xiaomi、Oppo、Vivoの3社がUltraモデルの投入を取りやめたり、中国限定にしたりすれば、中国以外の市場で購入できる主要なUltraモデルはSamsungのGalaxy S27 Ultraが事実上の中心になる可能性があります。
一方、中国メーカー各社はUltraの代わりにPro Maxなどの名称を使った最上位モデルで競争する構図になりそうです。
特にXiaomi 18 Pro MaxがどこまでUltra級のカメラや性能を引き継ぐのかは注目されるところです。Ultraという名称がなくなるだけなのか、それとも実際にハードウェア構成まで縮小されるのかによって、今回の判断の意味は大きく変わってきます。
メモリ価格の高騰が一時的な問題にとどまるのか、それとも高価格化が進むスマートフォン市場の構造そのものを変えてしまうのか。2027年に向けて、各メーカーのフラッグシップ戦略が大きく変化する可能性があります。



