
近年、スマートフォンの価格は年々上昇を続けています。2026年にはSamsungのGalaxy S26シリーズが約100ドル値上げされ、Galaxy Z Fold 8 Ultraも2,100ドルからという高価格で登場しました。また、Appleのティム・クックCEOも、今後登場するiPhone 18シリーズの価格引き上げを示唆しています。
こうした状況が続く中、著名リーカーのYogesh Brar氏が「2027年にスマートフォン価格が大きく下落する可能性がある」との見方を示し、注目を集めています。
メモリ不足の解消が価格下落のカギに
Yogesh Brar氏によると、現在続いている半導体、とくにメモリチップの供給不足は2028年第1四半期頃まで続く見込みとされています。
一方で、2027年に中国のメモリメーカーであるCXMTやYMTCが市場への供給を大幅に拡大すれば、メモリ価格が急落し、スマートフォンメーカーの製造コストも大きく低下する可能性があるとのことです。
近年のスマートフォン価格上昇の背景には、AI向けデータセンター需要の急拡大があります。AI向けサーバーが大量のメモリを必要としているため、スマートフォン向けのメモリやストレージ価格にも影響が及んでいるとされています。
もし供給不足が解消されれば、SamsungやAppleをはじめとするメーカーは、これまでのような価格引き上げを続ける必要がなくなる可能性があります。
iPhone 20は値上げを回避できる可能性も
今回の情報では、2027年に登場が予想される「iPhone 20」にも言及されています。
Appleは2026年発売とみられるiPhone 18シリーズで価格を引き上げ、その後に登場する20周年記念モデルとなるiPhone 20では価格を据え置くことで、「価格を維持した記念モデル」としてアピールする可能性があるとの見方です。
さらに、2027年にメモリ価格が下落すれば、Appleにとっても価格を据え置く理由が生まれ、結果としてユーザーにもメリットがあるという考え方です。
もっとも、これはあくまで一つの予測に過ぎません。20周年記念モデルという特別な位置付けであることを理由に、逆に大幅な値上げが実施される可能性も十分考えられます。
現時点ではあくまで予測段階
今回の情報は、実績のあるリーカーによる予測ではあるものの、現時点ではAppleやSamsung、Qualcommなどから価格に関する公式な情報は発表されていません。
2027年のスマートフォン市場は、AI需要の動向や半導体供給、中国メーカーの生産能力など、多くの要因によって左右されることになります。
もし予測通りメモリ価格が大きく下落すれば、ここ数年続いてきたスマートフォンの値上げ傾向にようやく歯止めがかかるかもしれません。2027年以降に新型スマートフォンへの買い替えを検討しているユーザーにとっては、今後の半導体市場の動向にも注目しておきたいところです。

