Pixelスマートフォンを含む、いくつかのGoogle製品が米国向けに出荷できなくなる可能性がでてきたようです。
phoneArenaによると、米国国際貿易委員会(ITC)はGoogleがスピーカーメーカーのSonos社が持つ5つの特許を侵害したと最終決定。
そしてこれが限定的排除命令と停止命令に値すると判断し、特許を侵害している同社の海外製で米国内に輸入される製品の製造・出荷を停止させることになったとのこと。
また、5つの特許侵害にあたると判断された技術にはGoogleのNestスピーカーやChromecastデバイス、Pixelスマートフォンが含まれているようです。
この一連の特許侵害に関する詳細はこちらのGIGAZINEの記事がおすすめですが、要はGoogleはSono社の特許侵害にあたる技術を使用している製品を自国に輸入できなくなり、その中には同社のPixelスマートフォンで採用されている技術もあるということ。
ちなみに実際にこの輸入禁止判断は最終的にはバイデン大統領が下すことになるとことですが、phoneArenaによると、通常は米国大統領がICTの判断を覆すことはない模様。
よって、Google側がSono社に対しロイヤリティーを支払うことに同意、あるいは特許を侵害しているとされる技術を使わない形に製品仕様を改めない限り、60日後にこの禁輸措置は施行されるということになります。
そして、輸入が止まれば当然、在庫が無くなり次第販売もできなくなります。
Pixelを含め、Googleにとってハードウェアの売上は全体からすると微々たるものだと思います。
また、今回の措置はあくまで米国の話であって、日本のユーザーには今のところは無関係。
ただ、Googleだけでなく、Androidスマートフォンの「旗艦」であるPixelが、しかも「本国で」販売できなくなる、というのは心理的に大きなインパクトがありそうです。
ソース: phoneArena
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