PS4 Slimを携帯ゲーム機化した「PS4 Portable V2」が登場 小型化と改良を実現

PlayStation 4 Slimをベースに自作された携帯ゲーム機「PS4 Portable」の改良版「PS4 Portable V2」が公開されました。今年公開された初代モデルを手掛けた海外のモッダーが再び製作したもので、本体の小型化や内部構造の見直しなど、さまざまな改良が施されています。

ソニーではPlayStation 6向け携帯ゲーム機の開発が噂されていますが、その一方で個人によるユニークなDIYプロジェクトとして注目を集めています。

PS4 Slimをベースにさらにコンパクトな設計へ

今回公開された「PS4 Portable V2」は、前モデルと同じくPS4 Slimをベースに製作されています。

内部ではマザーボードを加工して筐体へ収めることで、据え置き機を携帯ゲーム機サイズまで小型化。ディスプレイには7インチ・フルHD(1920×1080)の有機ELパネルを採用しており、高画質でPS4タイトルを楽しめます。

また、本体にはシステム情報をリアルタイム表示する小型ディスプレイも搭載。こちらはESP32を利用した独自設計となっています。

さらにHDMI出力にも対応しているため、テレビへ接続して通常の据え置き機として利用することも可能です。

GTX 750用ファンを流用した冷却機構

V2では筐体も新たに3Dプリンターで製作され、デザインがよりコンパクトで持ちやすいものへと変更されました。

特に目を引くのが、本体背面に搭載された大型ファンです。このファンにはNVIDIA GeForce GTX 750のGPUクーラーが流用されており、十分な冷却性能を確保しています。

製作者によると、この大型ファン自体の動作音は比較的静かで、実際には内部に搭載された30mmファンの方が騒音の原因になっているとのことです。

バッテリー容量は減少も駆動時間はほぼ維持

バッテリー構成も見直されました。

従来モデルは6,000mAh相当だったのに対し、V2では21700セルを6本使用した約5,000mAh構成となっています。容量は約1,000mAh減少していますが、省スペース化や電力効率の改善により、実際の駆動時間は約1.5~3時間と従来モデルとほぼ同等を維持しているそうです。

また、バッテリーパックは着脱式となり、取り外した状態では本体重量を約900gまで軽量化できます。この状態ではACアダプターから直接給電して使用することも可能です。

市販予定はなし

製作者は現時点でこのPS4 Portable V2を商品化する予定はないとしています。

また、本機はPS4 Slimのマザーボードを切断・加工する必要があるなど製作難易度が非常に高く、一般ユーザーが気軽に再現できるものではありません。

それでも、発売から10年以上が経過したPS4を新たな形で楽しもうという発想や完成度の高さは非常に興味深く、PlayStation世代のDIYプロジェクトとして大きな注目を集めそうです。

ソース

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