Wear OS 7がPixel Watchに配信開始 電池持ち改善や新機能追加、Gemini対応も今後展開へ

Googleがスマートウォッチ向け最新OS「Wear OS 7」の提供を開始しました。対象となるのはPixel Watch 2以降のモデルで、バッテリー駆動時間の改善や通知機能の強化、メディア操作の拡充など、日常使いの利便性を高めるアップデートが多数含まれています。

さらに、今年後半にはGoogleの新AI機能「Gemini Intelligence」への対応も予定されており、Pixel Watchは単なる通知デバイスから、より高度なAIアシスタントへと進化していくことになりそうです。

Pixel Watch 2以降が対象、初代はアップデート対象外

Wear OS 7は、Pixel Watch 2、Pixel Watch 3、Pixel Watch 4を対象に順次配信が開始されています。

一方で、2022年に発売された初代Pixel Watchは今回のアップデート対象外です。GoogleはPixel Watchシリーズに対して3年間のソフトウェアサポートを保証しており、その方針に基づけば初代モデルのサポート終了は自然な流れと言えます。

アップデートは段階的に提供されるため、対象機種を利用していてもすぐに通知が届かない場合があります。

最大10%の電池持ち改善や「Live Updates」に対応

今回のWear OS 7でまず注目されるのは、バッテリー効率の向上です。

Googleによれば、Wear OS 6搭載時と比較して、最大10%のバッテリー駆動時間の改善が見込まれるとのこと。実際の効果は利用状況によって異なるものの、毎日充電しているユーザーにとっては見逃せない進化です。

また、スマートフォン向けAndroidで導入された「Live Updates」がスマートウォッチにも追加されます。

これは、荷物の配送状況や配車サービスの到着時間などをリアルタイムで通知画面上に表示する機能です。わざわざアプリを開かなくても最新情報を確認できるため、利便性の向上につながります。

メディア操作も進化、スマート機器との連携を強化

音楽再生機能も強化されています。

新たに追加されたオーディオスイッチャーにより、接続しているイヤホンやスピーカーなど複数のデバイス間で再生先を切り替えやすくなりました。

たとえば、スマートフォンが手元になくても、腕時計側から再生デバイスを変更できるようになります。日常的にワイヤレスイヤホンやスマートスピーカーを使い分けているユーザーにとっては便利な改善と言えるでしょう。

Googleは今後、スマートフォンだけでなく、スマートグラスなどを含めたデバイス間連携の強化も進める方針を示しています。

今年後半にはGemini Intelligenceにも対応予定

Wear OS 7の本命とも言えるのが、今年後半に提供予定のGemini Intelligence対応です。

Googleによれば、この新しいAIは従来の音声アシスタントを超えた「エージェント型AI」として機能し、複雑なタスクを自律的に実行できるようになるとされています。

例えば、「こんなウィジェットが欲しい」と自然な言葉で説明するだけでAIが自動生成する「Create My Widget」や、GmailやGoogleドキュメントなどに保存された個人データを活用して必要な情報を提示する「Personal Intelligence」などが予告されています。

ただし、Gemini IntelligenceがどのPixel Watchで利用可能になるのか、既存モデルがどこまで対応するのかについては、現時点では明らかになっていません。

Wear OS 7自体は堅実なアップデートという印象ですが、その先に控えるGemini Intelligenceによって、スマートウォッチの役割は大きく変わる可能性があります。

まずはバッテリー改善や通知機能の強化といった実用的な進化を体験しつつ、今後明らかになるAI機能の詳細にも注目していきたいところです。

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