
Samsungの未発表ミドルレンジスマートフォン「Galaxy A27」の製品ページが、同社のチェコ共和国向け公式サイトに一時掲載されていたことが明らかになりました。ページはすぐに削除されたものの、主要スペックや価格などの情報はすでに保存されており、正式発表前にもかかわらず、その全貌がほぼ判明した形です。
今回の流出を見る限り、Galaxy A27は処理性能やソフトウェア面で大きく進化する一方、前モデルで高く評価されていた防水性能には気になる変更が加えられているようです。
Snapdragon採用で性能アップ、デザインも刷新
流出した製品ページによると、Galaxy A27は6.7インチのFHD+ Super AMOLEDディスプレイを搭載し、120Hzのリフレッシュレートに対応します。
また、従来の水滴型ノッチを廃止し、1200万画素のインカメラを収めたパンチホール型の「Infinity-O」デザインへ移行するとされています。これにより、見た目の印象はより上位モデルに近づくことになりそうです。
さらに、プロセッサにはSnapdragon 6 Gen 3を採用するとみられています。これまでGalaxy A2xシリーズではExynos 1280やExynos 1380が搭載されてきましたが、Snapdragonへの切り替えは歓迎するユーザーも少なくないでしょう。
メモリーは6GB、ストレージは128GBと256GBの2種類を用意。ハイブリッド式のmicroSDカードスロットを備え、容量の拡張にも対応するとされています。
DeX対応はミドルレンジとして大きな武器に
今回のリークで特に注目されているのが、「Samsung DeX」への対応です。
DeXは、スマートフォンを外部ディスプレイへ接続することで、パソコンのようなデスクトップ環境を利用できる機能です。これまでは主にGalaxy SシリーズやGalaxy Zシリーズなど上位モデルの特権ともいえる存在でした。
もしGalaxy A27でも正式に利用可能となれば、ミドルレンジモデルとしては大きな差別化要素となります。手頃な価格帯でありながら、簡単なオフィス作業やプレゼンテーション用途にも活用できるため、ビジネスユーザーからの注目も集まりそうです。
ソフトウェア面ではAndroid 16ベースのOne UI 8.5を搭載し、OSアップデートとセキュリティアップデートを6年間提供するとされています。長期サポートという点でも魅力的な一台になりそうです。
唯一気になるのは防水性能の変更
一方で、前モデルのGalaxy A26から後退した可能性があるのが防水性能です。
Galaxy A26はIP67等級に対応しており、一時的な水没にも耐えられる仕様でした。しかし、今回の情報ではGalaxy A27はIP64へ変更されるとされています。
IP64は防塵性能に加え、水しぶき程度には耐えられるものの、水中への浸水保護には対応しません。日常利用には十分な性能とはいえ、より高い耐久性を重視するユーザーにとっては残念な変更といえるでしょう。
カメラ構成は5000万画素のメインカメラに加え、500万画素の超広角カメラ、200万画素のマクロカメラを搭載。4K・30fps動画撮影にも対応するとされています。バッテリーは5000mAhで、25W急速充電をサポート。7.7mmの薄型ボディながら、ステレオスピーカーと側面指紋認証センサーも備えるようです。
価格は128GBモデルが349ユーロ、256GBモデルが439ユーロとされており、昨年モデルから値上げとなる見込みです。1ユーロ=174円で換算すると、それぞれ約6万700円、約7万6400円となります。
Snapdragon採用やDeX対応、長期アップデート保証など魅力的な進化を遂げる一方、防水性能の縮小と価格上昇という課題も抱えるGalaxy A27。競争が激化するミドルレンジ市場において、このバランスがユーザーにどう受け止められるのか、正式発表が待たれます。
