
先日当サイトでは、ソニーの次期フラッグシップ「Xperia 1 VIII」とサムスンの「Galaxy S26 Ultra」のCPUベンチマークを比較し、マルチコア性能で約2割(約21%)の開きがあるという記事をお伝えしました。CPU性能の面ではXperia側がやや控えめなチューニングになっている印象を受けましたが、今回新たに両モデルのGPU(OpenCL)ベンチマークスコアが複数確認され、集計によって意外な事実が判明しました。
CPUで見られたような大きな性能差は、GPUにおいてはほとんど存在しないようです。
双方のOpenCL最新スコア集計結果

今回、新たに確認された複数のGPUスコア(OpenCL)をそれぞれ集計し、平均値を算出しました。
- Galaxy S26 Ultra(OpenCL平均):約23,695点
- Xperia 1 VIII(OpenCL平均):約22,915点
GPU性能の差はわずか「約3%」
平均値ベースで比較してみると、Xperia 1 VIIIのGPUスコアはGalaxy S26 Ultraに対して約3.3%低いという結果になりました。
CPUのマルチコア性能で約21%もの大差(2500点前後の開き)がついていたことを考えると、この約3%という差は実質的に「ほぼ互角」であり、体感できるレベルの差ではないと言えます。
なぜGPUでは差が縮まったのか?
CPUのマルチコア性能においてXperia 1 VIIIが伸び悩んでいた原因として、当サイトでは「発熱抑制やバッテリー持続時間を重視した、ソニー独自の強めの出力制限(サーマルスロットリングや電力制御)」が入っている可能性を指摘しました。
しかし、今回のGPUスコアを見る限り、グラフィックス処理(GPU)に関してはそうした極端な制限はかけられておらず、SoC本来のポテンシャルが素直に発揮されていると考えられます。Galaxy S26 Ultraは高クロック版のSoCを搭載しているとみられますが、GPUの基本性能においては、Xperia 1 VIIIも一歩も引いていません。
ゲームやグラフィック処理での活躍に期待
スマートフォンにおけるGPU性能は、主に3Dゲームの快適さや、動画編集、AR機能などの処理能力に直結します。
CPUのベンチマーク結果だけを見ると「Xperia 1 VIIIはパフォーマンスが抑えめなのでは?」と懸念されましたが、今回のGPUスコアを見る限り、グラフィック負荷の高いヘビーなモバイルゲームなどにおいては、Galaxy S26 Ultraと同等クラスの非常に快適なプレイ環境が期待できそうです。
CPUではソニーらしい「安定性・持続性重視」の安全マージンを取りつつも、グラフィック性能の足腰はしっかりとフラッグシップ級に仕上げてきていると言えます。単純なCPUスコアの数値だけで端末の優劣を語ることはできず、今回のGPUスコアの判明によって、Xperia 1 VIIIの実使用ベースでの評価がさらに楽しみになってきました。


