
ソニーの次期フラッグシップ「Xperia 1 VIII」のGeekbench 6.0ベンチマークスコアがさらに追加で確認され、同世代ハイエンド機との性能差がより明確になってきました。
今回新たに確認された複数のスコアを含めて再集計したところ、サムスンの「Galaxy S26 Ultra」と比較して、Xperia 1 VIIIはシングル・マルチともに控えめな傾向が見られます。
特にマルチコア性能では差が大きく、Snapdragon 8 Elite Gen 5世代の中ではやや低めのポジションに留まっている印象です。
Xperia 1 VIIIの最新Geekbenchスコア一覧
今回確認されたXperia 1 VIIIのGeekbench 6.0 CPUスコアは以下の通りです。

シングルコア
3269 / 3357 / 3522 / 3391 / 3408 / 3516 / 2926 / 3339 / 3426 / 3150
マルチコア
9541 / 9246 / 9923 / 9796 / 8954 / 8948 / 9408 / 9296 / 9400 / 8975
これを平均すると、
- シングルコア平均:約3330点
- マルチコア平均:約9349点
という結果になります。
一方、Galaxy S26 Ultra側で確認されているスコアは、
Galaxy S26 Ultra 平均値
- シングルコア平均:約3827点
- マルチコア平均:約11883点
となっています。
最新集計ではマルチ性能で約21%差
平均値ベースで比較すると、Xperia 1 VIIIはGalaxy S26 Ultraに対して、
- シングルコア:約13%低い
- マルチコア:約21%低い
計算になります。
特にマルチコアでは平均で2500点前後の差があり、同世代フラッグシップSoC搭載機としてはやや大きめの開きです。
以前の集計時より差は若干縮まったものの、それでもGalaxy S26 Ultra優勢という構図は変わっていません。
シングル性能は一定水準、ただしマルチが伸び切らない
興味深いのは、Xperia 1 VIIIのシングルコア性能自体は比較的悪くない点です。
実際、3500点台を記録する個体も複数確認されており、CPU単体の瞬間的なピーク性能はかなり高い水準にあるようです。
一方で、マルチコアになると9000点前後で頭打ちになるケースが目立ちます。
特に8900点台や9200点台付近に収まる個体が多く、高負荷時のクロック維持や発熱制御に強めの制限が入っている可能性もありそうです。
Galaxy S26 Ultraだけが特別高いわけではない
なお、Galaxy S26 Ultraは高クロック版となる「Snapdragon 8 Elite Gen for Galaxy」を搭載していますが、今回のスコアを見る限り、Galaxy側が極端に突出しているというよりは、Xperia 1 VIII側が比較的抑えめなチューニングになっている印象のほうが強くなっています。
最近のSnapdragon 8 Elite Gen 5搭載ハイエンドでは、Geekbench 6.0マルチコアで1.1万〜1.2万点台に達するケースが増えており、それと比べるとXperia 1 VIIIは一段低い位置にあるようにも見えます。
ソニーらしい“安定性重視”の可能性も
もっとも、ベンチマークスコアだけで実使用感を判断するのは早計です。
Xperiaシリーズは以前から、
- 発熱抑制
- バッテリー持続時間
- 長時間利用時の安定性
- カメラ利用時の持続性能
などを重視する傾向があり、ピーク性能よりも総合バランスを優先した調整が行われることがあります。
実際、過去のXperiaでもGeekbenchスコアが他社より控えめに出る傾向は見られており、今回もソニー独自の熱制御・電力制御が影響している可能性は十分考えられます。
今後は単純なベンチマーク比較だけでなく、
- ゲーム時のフレーム維持
- 長時間負荷時の安定性
- 発熱
- バッテリー効率
など、実使用ベースでの評価にも注目が集まりそうです。
