
ソフトバンクは6月2日、Y!モバイル向けスマートフォン「moto g66y 5G」の最新ソフトウェアアップデートの提供を開始したと発表しました。
今回のアップデートではAndroid 16へのOSアップデートが含まれており、実質的には5月に一時停止されていたAndroid 16配信の再開とみられます。また、Android 16適用済み端末向けには、充電関連の不具合を修正するアップデートも同時に配信されています。
一時停止されていたAndroid 16アップデートが再開

moto g66y 5Gでは2026年4月からAndroid 16へのアップデート提供が始まっていました。
しかし、その後ソフトバンクは「ソフトウェア更新後に確認事項を検知した」として5月に配信を停止。再開時期については未定としていました。
今回公開された更新内容を見る限り、停止されていたAndroid 16アップデートの検証が完了し、配信が再開された形となります。
Android 16への更新では、新たなチョイススクリーンへの対応に加え、動作安定性やセキュリティの向上が行われます。
eSIM関連不具合との関連が指摘されていた
配信停止の理由について、ソフトバンクおよびモトローラは具体的な不具合内容を公表していませんでした。
ただし、同時期にSIMフリー版の兄弟機「moto g66j 5G」では、Android 16アップデート後に通信トラブルが発生したとの報告が相次いでいました。
ユーザーコミュニティや掲示板などでは、
- データ専用eSIMで通信できなくなる
- ネットワーク接続が不安定になる
- 一定時間ごとに通信が切断される
- 再起動で一時的に改善する
といった症状が報告されており、特にIIJmioのデータeSIM利用時に発生しやすいとの声が目立っていました。
一方で、povoや楽天モバイルのeSIMでは問題なく利用できるケースもあり、Android 16のネットワーク制御仕様と特定のeSIM環境との相性が影響している可能性も指摘されていました。
moto g66y 5Gはmoto g66j 5Gをベースとしたキャリアモデルであるため、今回の配信停止も同様の通信不具合への対策だった可能性が高そうです。
Android 16適用済み端末向けには修正版も配信
今回のアップデートでは、端末のソフトウェアバージョンによって配信内容が異なっています。
Android 15環境の端末にはAndroid 16へのOSアップデートが提供される一方、すでにAndroid 16へ更新済みの端末には別の修正パッチが配信されます。
こちらでは、
- 一部充電器接続時に充電開始が正常に行われない不具合の改善
- セキュリティ向上
が実施されています。
更新後のビルド番号は「W1VOJ36.88-71-2-3」となります。
不具合修正の内容にも注目
現時点でソフトバンクはeSIM関連不具合について公式には言及していません。
そのため、今回のアップデートによって通信トラブルが完全に解消されたのかどうかは不明です。
ただし、約3週間にわたって配信が停止されていたことを考えると、何らかの検証や修正が行われた可能性は十分考えられます。
今後、アップデート適用後のユーザー報告によって、通信安定性やeSIM利用環境の改善状況が明らかになってくるでしょう。
今回の配信再開は、moto g66y 5Gユーザーにとって待望の動きと言えそうです。Android 16の新機能やセキュリティ強化を利用できるようになった一方で、これまで指摘されていたeSIM関連の問題がどの程度改善されたのかにも引き続き注目が集まりそうです。

