
Google Pixelで人気の楽曲認識機能「この曲なに?」が、独立したアプリとして刷新されました。デザインや機能面での進化が歓迎される一方で、これまで活用されてきた一部のサードパーティ製履歴ツールが動作しなくなるという影響も出ています。
システム機能から単体アプリへ刷新
Googleは今週、Google Pixelに搭載されている「この曲なに?」を、システム内機能から独立した専用アプリへと変更しました。
新バージョンでは、Material 3 Expressiveデザインへの刷新に加え、楽曲の手動検索機能や履歴表示の強化などが盛り込まれています。日常的に楽曲認識を利用するユーザーにとっては、より使いやすくなったアップデートといえます。
通知仕様の変更で外部アプリが動作せず
しかし今回の変更により、これまで「この曲なに?」の認識結果を活用して独自に履歴を蓄積していた外部アプリが動作しなくなったとの報告が相次いでいます。
背景には、楽曲を認識した際の通知の仕組みが変更されたことがあります。従来は認識結果が特定の方法で通知されており、それをサードパーティ製アプリが読み取ることで履歴を構築していました。ところが新バージョンでは通知形式が変わり、同様の方法ではデータを取得できなくなったようです。
この点を指摘した開発者によると、仕様変更が直接の原因とみられています。
Pano Scrubberなどが利用不可に
たとえば、Pano Scrobblerのように、「この曲なに?」のデータを取得してLast.fmなどのサービスへ連携するアプリは、現在その機能が使えない状態になっています。
こうした連携は公式機能というよりも拡張的な活用方法でしたが、Androidならではの柔軟性を象徴する使い方でもありました。それだけに、今回の変更を残念に感じるユーザーも少なくありません。
現時点ではGoogleから明確な対応方針は示されていませんが、将来的に仕様が調整される可能性も考えられます。
独立アプリ化によって利便性が向上した一方で、これまで可能だった拡張的な使い方が制限された形となった今回のアップデート。今後のアップデートでどのようなバランスが取られるのか、動向が注目されます。
