
Google Pixel 10aのカメラ性能について、カメラ評価機関のDxOMarkが分析結果を公開しました。スコア自体は前世代からわずかに向上したものの、結果としては2世代前のモデルに及ばないというやや意外な評価となっています。
9aよりは向上、しかし8aには届かず

DxOMarkのカメラ評価において、Pixel 10aは134ポイントを獲得しました。これは前モデルのGoogle Pixel 9aより6ポイント高いスコアで、画像処理の改善などによる小幅な進歩が確認されています。
しかし注目すべきなのは、2世代前のGoogle Pixel 8aの方が高評価だった点です。Pixel 8aのスコアは136ポイントで、Pixel 10aを上回っています。

つまりPixel 10aのカメラは、前世代からは改善しているものの、2年前のモデルよりも評価が低いというやや複雑な位置づけになっています。
カメラハードは前世代からほぼ据え置き
Pixel 10aのカメラ構成は次の通りです。
- 4800万画素 メインカメラ(F1.7、1/2.0インチセンサー、OIS)
- 1300万画素 超広角カメラ
この構成は基本的にPixel 9aから引き継がれており、大きなハードウェア変更はありません。DxOMarkも、今回のスコア向上については主に画像処理アルゴリズムの改善によるものとしています。
一方でPixel 8aでは、より大きな1/1.73インチセンサーを搭載した6400万画素メインカメラが採用されており、この点が評価差につながった可能性があります。
暗所撮影や動画で評価を落とす
評価の中で特に指摘されているのが、暗所環境での画質です。
Pixel 10aはセンサーサイズが比較的小さいため、低照度ではノイズが目立ちやすいとされています。また、暗い場所ではオート露出やホワイトバランスが安定しないケースも確認されたとのことです。
動画撮影では細部の描写がやや弱く、オートフォーカスが完全に合わない場面もあるとされています。
さらに望遠カメラを搭載していないため、ズーム性能の評価も低く、望遠スコアは25ポイントにとどまりました。
日中撮影やポートレートは安定
一方で、日中撮影では露出やホワイトバランスが比較的安定しており、ダイナミックレンジも広いと評価されています。ポートレートモードについても、背景のボケ表現が自然で被写体分離も正確とされています。
ただし総合的に見ると、Pixel 10aのカメラは前世代よりわずかに改善した一方で、2世代前のモデルに及ばない評価というやや微妙な結果となりました。
ミドルレンジモデルとしては十分な性能ではあるものの、近年のスマートフォンカメラ競争の中では、ハードウェアの進化が限定的だったことが影響した可能性もありそうです。


