
伊藤忠グループのBelongは、中古スマートフォンの購入経験がある10代から50代の男女553人を対象に利用実態調査を実施しました。その結果、中古スマートフォンをメイン端末として利用している人の割合が14.2%に達し、前年調査から4.6ポイント上昇していることが分かりました。
中古スマホが全年代に拡大、30代は約6人に1人
事前調査では、10代から50代の男女12,315人にメイン端末の入手方法を質問。そのうち「中古品を購入した」が9.7%、「友人や家族から譲り受けた・購入した」が4.5%で、合計14.2%が中古端末をメイン利用していると回答しました。

2024年の調査では9.6%だったことから、中古スマートフォンは確実に広がりを見せています。特に30代では10.1%から17.3%へと7.2ポイント増加し、約6人に1人が中古端末をメインとして利用している計算になります。かつては10代中心と見られていましたが、いまや全年代に浸透しつつあります。

購入価格は1万円台が最多
購入価格について尋ねたところ、最も多かったのは「1万円台」で21.5%でした。続いて「2万円台」15.9%、「3万円台」11.9%と続き、比較的手頃な価格帯に人気が集中しています。

新品の高価格化が進む中、コストを抑えつつ必要十分な性能を確保できる点が支持を集めているようです。
購入理由は新品価格の高騰がトップ
中古スマートフォンを選んだ理由では、「新品価格の高騰」が21.9%で最も多く、「故障による買い替え」19.7%を上回りました。

さらに、「最新モデルはスペックが過剰と感じる」といった回答も上位に入りました。物価上昇が続く中で、性能と価格のバランスを重視する合理的な選択として中古端末が定着してきている様子がうかがえます。
中古購入者の7割超がiPhoneを選択
購入端末の種類を見ると、iOS端末が73.8%と多数を占め、Android端末は39.8%でした。中古市場でもiPhoneの人気が根強いことが分かります。

特に20代では、「特定の機能を持つ過去モデルを意図的に選んだ」との回答が28.8%で最多となりました。指紋認証やコンパクトなサイズ感など、自分が求める機能を重視して旧モデルを選ぶ傾向が強く、単なる価格の安さだけではない選択基準が見えてきます。
世代別に異なる人気iPhone
中古iPhone購入経験者408人に、これまで購入した機種を尋ねたところ、世代ごとに傾向の違いが見られました。
10代では「iPhone 13 / 13 mini」が最多。
20代と40代では「iPhone SE 第1世代」がトップでした。
30代では「iPhone 6 / 6 Plus」が1位。
50代では「iPhone SE 第2世代」が最も多い結果となりました。
それぞれの世代で重視する価格帯や機能が異なることが、ランキングにも表れています。
新品価格の上昇や機能の成熟を背景に、中古スマートフォンは一時的な代替手段ではなく、積極的な選択肢として定着しつつあります。今後も価格動向や新品市場の変化によって、中古市場の存在感はさらに高まっていきそうです。

