
Xiaomiが中国向けに「HyperOS 3.1」のテスト配信を開始しました。1月22日よりMi Pilotテスター向けに展開されており、現時点ではグローバル版の正式スケジュールは発表されていません。
今回のアップデートは、大規模な新機能追加というよりも、内部構造の見直しやAPI対応の強化に重点が置かれている点が特徴です。では、「HyperOS 3」と比べて何が変わったのでしょうか。
Hyper IslandがAndroid 16 APIに対応
大きな変更点のひとつが「Hyper Island」の仕様です。
従来のHyperOS 3では、Hyper IslandはXiaomi独自のルールで動作しており、基本的には純正アプリのみが対応していました。そのため、サードパーティ製アプリがリアルタイム情報を表示するには特別な対応が必要でした。
HyperOS 3.1では、Android 16の標準APIへ移行。これにより、Androidのライブ通知機能がそのままHyper Islandに反映されるようになります。開発者はXiaomi専用の仕組みを別途用意する必要がなくなり、より多くのアプリがリアルタイム表示に対応しやすくなりました。
ユーザーにとっては、対応アプリの拡大という実用的なメリットが期待できます。
コードベースを整理し軽量化
今回のアップデートでは、過去のMIUI時代から引き継がれてきた不要なコードの削減も進められています。
これにより、システムはより標準的なAndroid構造に近づき、バックグラウンドで消費するメモリやバッテリーの最適化が図られています。機能を増やすよりも、安定性や効率性を高める方向に舵を切った形です。
これまでの混在したコード構造からの脱却は、今後の長期的なアップデートや拡張性にも影響してくる可能性があります。
iOS風の新しいアプリ切り替え画面
ユーザーインターフェース面では、iOSを思わせる新しい最近使ったアプリ画面も話題になっています。
この変更はシステムコアそのものではなく、HyperOS Launcherのアップデートによるものです。そのため、対応機種であればフルシステムアップデートを待たずに、Launcherアプリの更新だけで利用できる可能性があります。REDMIシリーズなども対象に含まれるとみられています。
デザインの好みは分かれるところですが、視覚的な新鮮さを求めるユーザーには歓迎されそうです。
派手さよりも基盤強化のアップデート
HyperOS 3.1は、大規模な新機能ラッシュというよりも、基盤の整備とAPIの標準化にフォーカスしたバージョンです。特にHyper IslandのAndroid 16 API対応は、エコシステム拡張という意味で重要な一歩といえるでしょう。
なお、HyperOS 3.1が配信されない機種でも、Launcher経由で新しいアプリ切り替え画面を導入できる可能性があります。そのため、全機能を利用できなくても大きく取り残されるわけではありません。
派手な変化は少ないものの、安定性と将来性を重視した堅実なアップデートといえそうです。

