
Xiaomiのエントリー向け新型スマートフォンとして、Redmi A7 ProとPoco C81に関する情報が認証機関のデータベースから明らかになってきました。両モデルはハードウェア構成がほぼ共通とみられ、市場ごとにブランドを分けて展開される可能性が高そうです。
認証情報からモデル番号と位置付けが判明
GSMAのIMEIデータベースやFCCの認証情報によると、Redmi A7 Proは型番「25128RN17A」、Poco C81は「25128RN17G」として登録されています。型番が非常に近いことからも、兄弟機のような関係にあることがうかがえます。
興味深い点として、RedmiシリーズではA5の次がいきなりA7 Proとなっており、A6が存在しない形になります。一方、Poco C81はPoco C71の後継モデルという位置付けになる見込みです。

約7インチの大型ディスプレイを採用
FCCの情報から、両機種は7インチ弱の大型ディスプレイを搭載することが示されています。パネルはIPS液晶で、ノッチは水滴型を採用するとのことです。2025年時点では、エントリーモデルらしいオーソドックスなデザインと言えそうです。
Unisoc製チップを搭載、性能は控えめ
SoCにはUnisoc T7250が採用されるとみられています。12nmプロセスで製造され、性能重視と省電力重視のCPUコアを組み合わせた構成に、GPUはMali-G57を搭載します。日常的な操作や軽めのアプリ利用を想定した構成になりそうです。
メモリは最大4GBのLPDDR4X、ストレージは64GBまたは128GBのeMMCになる可能性があります。OSについてはAndroid 15、もしくは軽量版のAndroid 15 Go Editionが採用されるとの見方が出ています。
6000mAhの大容量バッテリーを搭載か
バッテリー容量は6000mAhとされており、エントリークラスとしてはかなり大きめです。一方で充電性能は15Wにとどまり、USB Type-C対応となる見込みです。認証情報を見る限り、充電器は同梱されない可能性もあります。
カメラはシンプルな構成に
カメラの詳細なセンサー構成は明らかになっていませんが、背面には単眼カメラを搭載するシンプルな仕様になると予想されています。コストを抑えつつ、基本的な撮影機能に絞った構成になりそうです。
現時点では、発売時期や販売地域などの詳細は明らかになっていませんが、認証情報が出そろいつつあることから、正式発表はそれほど遠くない可能性があります。低価格帯スマートフォンを求める層に向けて、どのような形で展開されるのか注目されます。
