
次期フラッグシップ「Xiaomi 17 Ultra」のカメラ仕様がリークされ、従来の“4眼構成”から“3眼構成”へ変更される可能性が高まっています。Xiaomiはレンズの数よりも、1つひとつの性能を強化する方向へ舵を切るようです。
4眼の15 Ultraから大転換、望遠レンズを整理か
現在販売されている「Xiaomi 15 Ultra」では、標準・超広角に加え、2つの望遠レンズを搭載するクアッドカメラ構成が大きな特徴でした。しかし、リーク画像にある専用の撮影アクセサリーから、次世代モデルではレンズが3つに絞られる可能性が浮上。
さらに、中国メディア「Xiaomi Time」による最新情報では、50MP・3倍光学望遠レンズが廃止されると報告されています。
200MP望遠が主役? 構成は“質”重視に
リークされたXiaomi 17 Ultraのカメラスペックは次の通りです。
| カメラ構成 | 仕様 |
|---|---|
| メインカメラ | 50MP OVX10500U |
| 望遠 | 200MP Samsung S5KHPE |
| 超広角 | 50MP OV50M または S5KJN5 |
| フロント | 50MP OV50M |
とりわけ注目されるのは200MP望遠センサー。今年9月には、Samsungが“連続ズーム対応センサー”を量産し、中国メーカーが最初に採用するとの噂もありました。このセンサーが連続ズーム対応であれば、1本で複数の望遠域をカバーできる可能性があります。
その場合、レンズを減らす妥当性はより高くなるため、今回の仕様変更は“減らすために減らした”わけではないとも言えそうです。
AI×カメラ進化も注目、衛星通信版の登場も?
Xiaomi 17 Ultraは、Qualcommの最新フラッグシップSoC Snapdragon 8 Elite Gen 5 を搭載予定。さらに、AI機能が強化された HyperOS 3 をプリインストールする見込みです。処理性能とAI活用によって、カメラの画質補正や撮影体験が大きく進化する可能性があります。
また、衛星通信対応バージョンが世界市場向けに用意される可能性も報じられており、高級機の差別化要素として採用されるかもしれません。
Xiaomiは、レンズの数ではなく性能を磨く方向へ踏み切るのか。200MP望遠の実力次第では、スマホカメラの勢力図が一変する可能性もあります。正式発表では、仕様だけでなくその狙いをどう説明するかにも注目が集まりそうです。
