
Oppoは本日、中国で「Reno 15」シリーズを正式発表しました。標準モデルとProモデルが先行して登場しましたが、同社はイベント内で“もう一つのReno”として「Reno 15c」を12月下旬に投入することも明らかにしました。Reno 15cは“エントリー向け”と位置づけられ、トレンドを意識したデザインと日常使いに十分な性能を備えるモデルになるとしています。
■ エントリークラスでもRenoらしいデザインに
今回のイベントではスペックこそ公開されなかったものの、Reno 15cの外観が短く紹介されました。背面デザインはReno 15/15 Proとほぼ同じテイストで、光沢のある仕上げはそのまま継承されています。
一方で、カメラ周りには細かな違いがあります。Reno 15やProでは上部に配置されていたLEDフラッシュが、15cではモジュール下部に移動しており、シリーズ内でも控えめに差別化されている点が印象的です。
■ Reno 15/15 Proは高性能仕様を採用
あわせて発表されたReno 15シリーズについても改めて触れておきます。両モデルともMediaTek Dimensity 8450を搭載し、最大16GB RAMと最大1TBストレージに対応するなど、スペックはハイエンド寄りです。
ディスプレイはReno 15が6.32インチ・1.5K解像度のOLED、Reno 15 Proは6.78インチの1.5K OLEDで、Proのみ1~120Hzの可変リフレッシュレートを採用しています。
■ 大容量バッテリーと4基の50MP級カメラ構成
カメラはシリーズ共通で、200MPメインに加え、50MP超広角、50MP・3.5倍ペリスコープ望遠、そして50MPのフロントカメラを搭載。4K撮影にも対応しており、ミドル〜ハイエンド帯では強力な構成となっています。
バッテリーはReno 15が6,200mAh、Proが6,500mAh。いずれも80W急速充電に対応し、Proのみ50Wワイヤレス充電もサポートします。また、メタルフレーム、IP66/IP68/IP69の防塵防水、ステレオスピーカー、赤外線、画面内指紋認証など、細かな装備も充実しています。
■ 価格と発売日
中国での価格は以下の通りです。
- Reno 15:2,999元〜(約4万7,?00円前後)
- Reno 15 Pro:3,699元〜(約5万8,?00円前後)
※日本円は参考値
いずれも中国では11月21日より販売が始まる予定です。
今後公開されるReno 15cの詳細スペックによって、Reno 15シリーズ全体の位置づけがさらに明確になりそうです。エントリークラスでもデザイン性を重視したいユーザーに向け、どこまで“Renoらしさ”を残してくるのか注目されます。

