
Googleが10月最終週に入り、Pixelスマートフォン向けの新ビルドを突然公開しました。通常なら月例アップデートは月初〜中旬に配信されるため、このタイミングでの更新はかなり珍しい動きです。
■ ビルド番号のみ変更、中身の説明はなし
今回のアップデートでは、Pixel 7シリーズから最新のPixel 10シリーズまで、ほぼ全機種のビルド番号が更新されています。しかし、Googleは現時点で内容を一切明らかにしていません。
例年どおりであれば、来週には11月の月例パッチが配布される見込みです。その前にわざわざビルドを挟むということは、緊急性の高い不具合やセキュリティ問題の修正が含まれている可能性が高いとみられています。
■ 対象機種と新ビルド番号
世界向けモデルでは以下の通り。
- Pixel 7 / 7 Pro / 7a / Fold
- Pixel 8 / 8 Pro / 8a
- Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XL / 9 Pro Fold / 9a
- Pixel 10 / 10 Pro / 10 Pro XL / 10 Pro Fold
日本向けモデルも同様に更新され、Pixel 10シリーズは「.J6」「.F1」といった新しい番号が割り当てられています。
なお、Pixel 6シリーズについては、依然として10月アップデートが未提供のままです。
■ OTA配信は順次開始、手動で導入も可能
今回のアップデートは、GoogleとVerizon、T-Mobile、AT&Tといった通信キャリア経由でOTA配信が順次行われます。
設定 → システム → システムアップデート
から受け取ることができますが、待ちきれないユーザー向けにはファクトリーイメージやOTAファイルもまもなく公開される予定です。
■ Verizonは「パフォーマンス改善」と説明
すでにVerizonは今回の更新情報を公開しており、アップデート内容について「デバイスのパフォーマンス改善を含む」とだけ説明しています。
とはいえ細かな修正内容や既知の不具合への対応状況などは不透明で、Googleの公式発表が待たれます。
■ 近々詳細が判明か?
10月末に駆け込みでビルド更新を行うのは異例です。
次週には11月パッチが配信される見込みであることを踏まえると、今回のビルドは何かしら急を要する対応が含まれている可能性が高いと考えられます。
もしGoogleから追加情報が明らかになった場合、この記事も随時更新していきます。
 
  
  
  
  
